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「給料払え」「ふざけるな」怒号飛び交い大混乱。脱毛大手「ミュゼ」前社長が突如放送したZoom会議に従業員が怒りの告発

“新生ミュゼ”の設立、転籍を呼びかけるも……

ミュゼZoom2

祝い金で転籍を進める三原前社長。大島正人・元会長との対立の深さが伝わってくる内容だ

「私どもの最大の願いは早急に皆様を救済すること。なので、係争中の大島会長サイドとすぐにでも和解したうえで、通常通り、遅れていた給与の振込をスタートさせたい。その資金はすでに準備してます。しかし最悪、それが叶わない場合、私どもは新会社『新生ミュゼプラチナム』を設立し、そちらへの転籍を皆様にお願いしようと思っています」  その釣り文句は大きく2つ。 ①入社祝い金として25万円を即時支払う。 ②生活支援金(無金利)の貸付制度の導入。  これが発表されると場はさらに荒れていった。 「お前ら、サラ金かよ」 「給料もらってないのに貸付ってなんだよ」 「いつ実現できるんだ。店舗はどうするんだ」  といった生の声、チャットの声が飛び交う異様な事態に。三原社長も声のボリュームをアップさせ、こう語る。 「とにかく私は皆様を救済したいんです。だから、このような制度を一生懸命に考えたんです」  Zoom説明会では、この他にも従業員から「三原社長時代の株主は脱税の噂がある」「経営の背後に反社がいるのではないか」といった発言も飛び出し、大荒れとなった。    混迷を極める“ミュゼ戦争”。果たしてどちらに理があり、どちらに軍配が上がるのだろうか。いずれにしても、一番の被害者は戦争に勝手に巻き込まれた従業員と、前金制で脱毛チケットを購入している客だろう。一刻も早い解決が待たれる。 取材・文/日刊SPA!編集部
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