新入社員12人中、入社式に来たのは8人…ブラック企業の入社前研修ジゴク
―[とんでも新入社員録]―
入社式は、社会人としての門出を祝う一大イベントだ。その雰囲気に、今までのような学生気分では許されないと感じた人も多いはず。
しかし、酒井宏和さん(仮名・38歳)が就職した飲食チェーンの入社式は、緊張感とは別のピリピリとした空気が漂っていたという。
新入社員12名のはずが、入社式に出席したのは8名だけ
研修中は毎朝6時に起床。日中は店舗のオペレーションをイチから叩きこまれ、さらに業務とは直接関係のない筋トレやランニングも毎日やらされたとか。しかも、軍隊式プログラムで教官を務める先輩社員の怒号が飛ぶ、非常に厳しい現場だったそうだ。
「研修中は毎日いろんな課題を出されるのですが、わざとなのかOKをなかなかもらえないんです。人格否定込みでケチョンケチョンに言われてるもんだから、女のコはもちろん、男でも泣き出すヤツがいたほど。全員、精神的にかなり追い込まれていました」
社長の怒りを買って人事部長が左遷?
そうした経緯があったうえでの入社式だったため、当日は社長が新入社員一人ひとりの手を握って激励。そんなことをしたのはこの年が初めてだったそうで、社内では異例の出来事として見られていたそうだ。
「あくまで推測ですけど、社長なりに新入社員をつなぎとめようとああいう行動を取ったのかもしれません。ただ、選考や新人研修を担当した人事部に対する社長の怒りは相当なものだったと聞いています」
降格こそなかったが、その年の夏に人事部長と人事課長はそれぞれ地方支社に転勤の辞令が下る。真相は不明だが、社内では左遷や懲罰人事との噂が流れた。
「けど、入社辞退や研修中に辞めた元同期は、ある意味正解だったかもしれません。基本的に新人は最初の数年は店舗勤務なんですけど、これが今なら労務的にアウトだろって思えるほどの激務。1日12時間労働とか当たり前でしたし、バイトが休んで休日に呼び出されること一度や二度じゃなかったです」
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ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。
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