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すき家の味噌汁にネズミ混入…「ネズミが大量発生した飲食店」元店員が語る“悲惨すぎる裏側”

従業員の確認ミスは「ありえないレベル」

 すき家の公式見解では、作り置きしていた味噌汁のお椀にネズミが紛れ込んだと説明されているが、それに対してA氏は疑問を呈する。 「私が過去に見たケースでは、冷蔵庫の中で死んでいるネズミを発見したことはありました。なので、たとえば冷蔵庫上段で死んでしまい、死骸が下段にあった作り置きのお椀に何かの拍子で落ちた……なんてことはあり得るのかもしれません。ただ、ネズミが入っているお椀に注ぐ、ましてや気づかず提供するのは考えにくいですよね。私が働いていたお店でも同じような作り置きがありましたが、絶対にお椀を見ないと味噌汁を注げないので、店員が気づかないのは“ありえないレベル”と言っても過言ではありません

客が入れた可能性は?

 また、SNSには「客が入れたのでは?」といった投稿も多く見られたが、その可能性はないのだろうか。 「公式の見解の第2報で店内の防犯カメラを確認した旨の記述があるため、それが事実なら客や店員がわざと混入させた可能性は低いのではないかと、個人的には思います。当該店舗は不明ですが、すき家は厨房にも防犯カメラが設置されている店もあるので、バイトテロならそのように記載するでしょうからね。まぁ確認ミスだとしてもバイトテロに近いことをしていると思いますが……。ちなみに私が働いていた店では、店長が上司に怒られるのが怖くてネズミの件を報告しなかったので、バイトが客のフリしてお客様相談ページからクレームを入れました。そうしたら次の日、普段見たことのない社員がたくさん来て、害獣駆除の業者をすぐに呼んでいましたよ(笑)。少し減ったあと、半年後にまた“日常”に戻っていましたけど……」  もうすでにネズミが住み着いてしまっている店は完全に駆除するのはなかなか難しいだろうが、対策を先延ばしにしていたら、自身が職を失うことに繋がりかねないだろう。  果たして、すき家はどこまで信頼回復に努められるのだろうか。 取材・文/日刊SPA!編集部
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