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都内のラブホテル支配人が“のぞき被害”について語る。「『浴室の窓に人影が映っている』と連絡があって…」

ラブホテルに関する都市伝説

ラブホテルに関する都市伝説支配人は、のぞき見をされていると誤解をする人がいるのは、ラブホテルに関する都市伝説の影響があるかもしれないとも語る。事実ではないことが、あたかも真実であるかのように語られていくことだ。 「部屋に盗聴器や盗撮のカメラがセッティングされていると信じている人が依然としているようですが、それはありえません。たとえば、テレビ画面やリモコン、電源コンセントにつけられているのではないか、とフロントに言ってきたお客さんはごく少数ですが、いました。うちでは部屋内に盗聴器や盗撮のカメラがないかを定期的に調べていますが、現在まで1つもありません。こういう誤解があるために、自分がのぞかれていると思ってしまうケースがあるのかもしれませんね」   支配人は利用客の安全を守るためにさらに防犯に力を入れていきたい、とも話す。ラブホテルについての風評被害に翻弄される人がいることも忘れたくないものだ。 <取材・文/吉田典史>
ジャーナリスト。1967年、岐阜県大垣市生まれ。2006年より、フリー。主に企業などの人事や労務、労働問題を中心に取材、執筆。著書に『悶える職場』(光文社)、『封印された震災死』(世界文化社)、『震災死』『あの日、負け組社員になった…』(ダイヤモンド社)など多数
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