20人以上を殺害した人肉食事件発生か? 目玉を漬けた薬酒も発見
人肉を肉まんにして売っていた殺人鬼の映画。マカオで1985年に起きた実話を元にしている)も真っ青だ。
現在、中国版ツイッターや中国検索サイトでは、容疑者の名前や「人肉食」といったキーワードは検閲されているようで、表示されない。本当だとしたら、世界を揺るがす残酷な事件なだけでに、当局も発表に慎重になっているようだ。果たして真相は……。
【取材・文・写真/ドラゴンガジェット編集部】
ガジェット好きのライターや編集者、中国在住のジャーナリストが中心メンバーとなり、2012年1月から活動を開始。東京と深セン、広州を拠点に、最新の話題をお届けする。
中国・雲南省の昆明市晋寧県で、かねてより20人の男性(12歳~80歳)が失踪している事件に関連し、同県内に住む張永明容疑者(56歳)が逮捕された。直接の容疑はうち1人の殺害容疑だが、この男が連続失踪事件に関与しているものとして注目を集めている。
当初、地元ではこの連続失踪事件に関して、工場での強制労働が疑われていた。しかし、5月初旬、地元警察が付近の工場を一斉捜索してもその証拠が出て来なかったため、迷宮入りかと思われていた。その矢先の容疑者逮捕となった。中国では、失踪した男性はすべて張が殺害し、前代未聞の連続殺人事件に発展するのではと報じられている。張はもともと、傷害や殺人での前科があり、1978年には殺人で無期懲役の判決を受けていた。1997年に出所し、近隣住民とのつきあいもせず、ひっそりと暮らしていたという。
しかし、真相はもっとヤバいようだ。香港紙「アップル・デイリー」などによると、警察による張の家宅捜索で、家の中には吊るされた人間の太腿が見つかり、何十個もの人間の眼球を漬けこんだ薬酒まで出てきたという。さらに軒先を掘ったところ、肉を削がれた人骨が多数見つかったと報じている。また家の中には50足を超える男性の靴があり、張が殺害した人数は20人では済まないという報道もある。これらの情報は、雲南省内のメディア関係者が中国版ツイッターで暴露した話で、中国警察からの公式発表はまだないが、現地でもこうした噂が駆け巡っているという。
50人もの人間を殺し、その肉を食べていたとすれば近年稀に見る一大猟奇事件だ。まさに映画『八仙飯店人肉饅頭』(殺したあと、ハッシュタグ