更新日:2012年10月09日 10:15
仕事

10年間、新聞を溜め続けたゴミ屋敷を拝見

ゴミ屋敷は昔から蔓延っていたが、それは体力のなくなった高齢者が抱える問題として取り上げられることが多かった。しかし、ここ数年、ごく普通の働き盛りのOLやサラリーマンの間でも急増中だ。シングル向けの物件をゴミ屋敷にしたまま夜逃げをする住人も増え、家主や不動産屋も頭を抱えている問題だという。 ◆10年間、一度も捨てない新聞紙。フラれてから時が止まった3DK
ゴミ屋敷

男性(48歳)職業:システムエンジニア 月収100万円 間取り:3DK ゴミ蓄積歴:10年

 大手証券会社に勤めているというだけあり、住まいは高級マンション。3DKすべての部屋は広く、置かれている家具も高級品。だが、残念ながらそれらのほとんどはゴミによって見ることができない。生活ゴミはもちろんだが、新聞、雑誌がどの部屋にもうずたかく積まれて、部屋のスペースを奪っているのだ。 「もともとは仕事の資料として集めていたんですけど。昔、キャバクラにハマって彼女にフラれて、片付ける気力がなくなっちゃって。それ以来一度も捨てないまま。え、フラれた時期? 10年前だけど」  いきなり不機嫌になった家主の話が本当なら、10年分の新聞紙が溜まっていることになる。しかも朝夕刊とスポーツ新聞と数はハンパない。もしもボロアパートだったら、重さで床が抜けていただろう。そこで、業者が入って片付けを始めるわけだが……。 「ちょっと! 小悪魔agehaは捨てないでよ!! 全巻、永久保存してるんだから!!」  いきなりの怒声。新聞も懐かしいニュースが発掘され、思わず読みたくなってしまうトラップにかかる。10年間、時が止まったままのこの新聞屋敷。本人からすればゴミではないだろうが、なんのために高い家賃を払っているんだか、貧乏人のこちらは疑問に思ってしまう。そんな物件であった。 ⇒汚部屋の様子【画像】はコチラ
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イラスト/村田らむ ― OL&サラリーマンのゴミ屋敷を拝見!【2】 ―
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