更新日:2012年12月31日 20:45
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おとなのコスプレイベント「コスホリック07」【画像集】

コスホリック07,玉木

玉木

 大胆なコスプレが話題になるコスプレイベント『コスホリック』。その第7回目である『コスホリック07』が、コミケ2日目となる12月30日に開催された。今回は、会場の収容規模もぐっと拡がったが、「前回比1.5倍ほどの来場者数になった」(コスホリック実行委員会)というから驚きだ。  会場は、R18、R15、全年齢と、露出とともにブースの年齢制限が敷かれ、それに伴ってROMの内容やコスプレの布面積が変わっていく。あるレイヤーに露出度の高いコスプレを選ぶ理由を聞くと「キャラクターに対するファンとしての夢と希望を自分で表現したいから」と目を輝かせた。好きなキャラがいれば、作中の衣装以外に水着姿なども見たいと思うファンは多いはずだ。キャラクターファンである彼女の心理にも近いものがあるのだろう。 ⇒【画像集】セクシーコスプレ
https://nikkan-spa.jp/362612/cosholic7-02
ころっぴぃ,コスホリック07

ころっぴぃ

 一方で、撮影待ちの行列に並んでいた20代男性にも話を聞いた。コミケでいつも撮影しているレイヤーが同イベントにも出るとTwitterで知り、駆けつけたという。「撮影チケットがあるので、コミケに比べて一人のレイヤーさんをじっくり撮影できるのが魅力」と話す。一方で、「やはり露出度の高い人を撮影したい」という声も。同イベントが年々右肩上がりの集客率をあげる理由として、露出度への期待感が客足を呼んでいるのも事実であるようだ。  また、今回から男子更衣室が設置されたこともあり、ひときわ身長の高い女装レイヤーの姿も目立った。コスホリック初開催から参加しているという女装レイヤー、李蘭花さんは、女装コスプレを始めたきっかけについて「メイド喫茶が始まったばかりのころで、メイド服に興味があった」と話す。コミケなどでコスプレを披露するにとどまらず、ROMを販売するに至ったモチベーションについて「コスプレイヤーとして、女性に負けたくない気持ちがあった」と“男気”を見せた。当初は、男性の参加者は李蘭花さんだけだったそうだ。  同イベントについて、これまで同サイトではコスプレの露出度の高さを強調してきた。しかし実行委員会は「今後はそういったイメージを払拭していきたい」と語る。これまでは同じフロアで年齢制限による緩やな区分けをしてきた販売ブースも、プロとして活動しているモデルを扱う企業系のサークルは『企業ブース』扱いとするなど、空間の整理を検討しているようだ。  露出の高いコスプレや女装コスプレなど、多様な表現を寛容に受け止めつつも、一般のレイヤーも楽しめるように努力を重ねる運営。コスホリックもまた、夏冬の風物詩として定着しつつあるようだ。 <取材・文・撮影/小野田弥恵 撮影/林健太>
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