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「遊びも仕事」を勘違いしたダメ上司に四苦八苦

アラフォーサラリーマンの後輩不足が深刻な社会問題となりつつある。35歳過ぎてもコピーやお茶出し、上司のお世話…。雑用に追われ、仕事のスキルが身につかず、転職もままならない職場の実情を紹介する。

◆「遊びも仕事」を勘違いしたダメ上司のせいで後輩絶滅

イメージ●杉村 卓さん(仮名)37歳
玩具メーカー開発
月間労働時間:280時間
年収:500万円
部署の平均年齢:43歳

「ウチの会社では40歳をすぎるとプロデューサーという肩書がつくのですが、それを悪用して仕事をサボる50代上司が続出しています。苦労して下を育てようという意識なんてまったくなく、新卒採用もこの5年ゼロ」

 中堅玩具メーカー勤務12年目の杉村さんは憤る。所属する開発部の正社員は40代のプロデューサーが9人に対し、30代は3人、20代は1人と極端に少ない。

「クライアントとの大事な打ち合わせも『アイドルの握手会があるから』 『応援してるJリーグのチームの試合があるから』と平気ですっぽかす上司。ろくにプロジェクトに関わってないくせに、失敗したら『部下が悪い』、成功したら『自分のプロデュースのおかげ』と、これみよがしにアピールする上司。もう、やってられません」

 少しでも上に意見を言えば優秀でも即クビ。今はバイトと社長のイエスマンだけで、「後輩を育てるなんて夢のまた夢」だという。

 本来は“夢”を売るはずの玩具メーカーなのに、夢を売るどころか若い才能をスポイルする、とんでもない職場だった。

― サラリーマンを蝕む「後輩が足らない!」症候群【6】 ―




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