スカウトマンが「U18」専門という危ない橋を渡る理由
女子高生がマッサージするというサービスが問題視されていたJKリフレがついに一斉摘発を受けた。これにより業界再編を余儀なくされたJK産業だが、同時に動きが活発化しているのが女子高生を扱うスカウトマンたちだ。彼らは少女たちを性産業に“卸す”ため、虎視眈々と狙っている!
◆ご法度の「U18」を扱うスカウトマンが増えている
違法と合法のグレーゾーンを狙う業者と警察当局とのイタチごっこ。その中で、JK風俗は地下化、過激化の様相を呈してきている。そして、それに合わせて暗躍しつつあるのがスカウトマンだ。
「隣のクラスの友達に『アキバでバイトしているんだけど、一緒に働かない?』って言われたのがきっかけ。歩合給でオプションを頑張れば、年齢をごまかしてキャバクラで働くよりも儲かった。だから、お店がなくなって少し残念」
そう語る、秋葉原や大阪日本橋で激増していたJKリフレ店の元スタッフの女子高生の証言にもあるように、摘発前のJKリフレで働く少女のほとんどは、友人からの口コミ。店舗型であったため、サイト求人もあり、彼女たちも応募しやすいという側面があった。
だが、一部に女子高生をスカウトし、JK風俗に“卸す”仲介役のスカウトマンがいるという。
「そもそもスカウト業界では、アンダー(18歳未満)はご法度。僕のようにアンダーを扱うスカウトは少ない」と女子高生スカウト事情を話してくれたのは、現役スカウトマンのFだ。
「ここ数年、スカウトに対する条例が厳しいですからね。追っかけたらダメ、触れて立ち止まらせたらダメ。おまけに一日何回も職質を受ける。僕自身、2回も逮捕されました。そんな厳しい状況下で、アンダーを斡旋して、店が摘発されたらスカウトも責任を取らされる。だから、多くのスカウトマンはアンダーを取り扱わないんです。間違えて声をかけてしまったら、連絡先を交換せずにリリースみたいな感じでね。だから、僕みたいに堂々とアンダーを扱うスカウトは業界的に異端。“カス”呼ばわりする人もいるけど、稼いだヤツの勝ちですよ」
Fいわく、女子高生をリフレ店に斡旋した場合、少女が稼いだ額の15%をスカウトバックとしてもらう契約だ。もちろん、少女と店の間に立ち、給与など勤務条件の交渉も担う。
「ただ客にマッサージするだけのJKリフレ店なら、スカウトが入る余地はありませんでした。でもサービスが過激化する中で、少女側にもスカウトマンが必要になったんです」(F)
彼の言葉を裏付けるかのように、都内JKリフレ店で働いていた女子高生がこう話す。
「私が働いていたのは添い寝。さらにオムツを穿かされ、客が水鉄砲でピューッて水をかけるオプションもありました。客の中には、脱いでみようかとか、股間に顔を突っ込んで太モモを舐めてくる人もいた。キモい客にそんなことを強要されるのに、店は罰金を客から徴収するどころか、私たちに『頑張れば儲かるよ』しか言わない。ストーカーとか身の危険を感じることもよくあるから、スカウトがいてくれたら安心」
サービス合戦が繰り広げられていたJKリフレ店。摘発後は、さらにスカウトのニーズが高まると予測されている。
「アンダーなんてガキだから、お金は欲しいけど、何となく怪しい店は面接行くだけでも怖い。今でもほとんどが、面接に同伴してくれって希望してきますからね。今後JK系の店舗がより過激なサービスを展開するようになれば、女のコ集めも難しくなる。現場でのトラブルも増えるでしょう。そんなときのためにも、スカウト経由で入店したほうがメリットはあるんです。スカウトは『もう都内ではヤレない』と言われるほど締めつけられ、業界全体が食い詰めています。怪しい店が増えれば増えるほど、JKを流すってスカウトは増えてくるでしょうね」(F)
― 少女をJK風俗に誘う極悪スカウトの闇【1】 ―
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