危険!花火着火もできる高出力レーザーポインターが野放しに…
レーザーポインターと言えば、会議などで指示棒替わりに使う赤い光を思い浮かべる人は多いでしょう。半導体レーザーを利用したレーザーポインターは軽くて使いやすく、また手が届かない距離でもしっかりと指示することができるので、さまざまな現場で重宝されています。
しかし、なかには悪どい方法を考え付く人もいて、過去には野球選手などスポーツ選手の目に照射して嫌がらせをすると言う事件も。海外では、Youtuberがイタズラで走行中のクルマにレーザーポインターを照射し、運転手を高輝度光で幻惑させるなどの事件もあり、世界中で問題視されています。
現在日本国内では、経済産業省の消費生活用製品安全法で、電池駆動の携帯用レーザーポインターを指定しており、出力が1mW以上のものは法律で禁止されています。
また、2016年12月に航空法が改正され、航空管制空域にて航空機にレーザー照射することも禁止に。市町村単位では、サーチライト等禁止条例により、空へのレーザー光発光が禁止されている区域もあります。
ですが、この法律の適用範囲は「製造と販売」のみ。海外から個人が輸入する際には適応されず、簡単に購入できてしまいます。
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テクニカルライター。三才ブックスのマニア誌『ラジオライフ』にてガジェットや分解記事を執筆。買ったら使用前に分解するのがライフワーク
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