なでしこライターが選ぶ「五輪予選・驚愕事件簿(4)」 in中国
2012年のロンドン五輪出場権を獲得した「なでしこジャパン」。『世界一のあきらめない心~なでしこジャパン栄光への軌跡』(小学館刊)の著者で、今回の五輪予選も現地取材に当たったサッカージャーナリストの江橋よしのりさんに、中国五輪予選での報道されない、驚くべき舞台裏を聞いた。
●オーストラリア敗退、最大の敵はホテルだった?
今大会、日本・タイ・北朝鮮・韓国は期間中、同じホテルに宿泊した。敵同士が同宿することは、女子の大会では珍しくはないそうなのだが、オーストラリアと開催国の中国はそれぞれ別のホテルに宿泊していた。しかし、オーストラリアはそれが仇となった。
「偶 然、私が宿泊したホテルにオーストラリア代表が宿泊していたんですが、チェックイン時、フロントのお姉さんが満面の笑みでこう言うんです。『当 ホテルはただいま改装中でして、連日工事をしています。ご迷惑をお掛けしますので、お詫びのしるしにお部屋を無料でグレードアップいたします』。スタン ダードからスイートに移れるので超ラッキーと思ったんですが、改装工事がなんと24時間体制で行われていたんです(笑)。私は昼取材に出て、夜寝るだけなのでさほど気になりませんでしたが、滞在期間2週間もドリルの音が響く環境は選手にはキツかったと思いますね」
なでしこも丸山桂里奈がピンポンダッシュなど「アウェーの洗礼」を受けたと報道されたが、オーストラリアは図らずもそれ以上の「洗礼」を受けていたようだ。
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『世界一のあきらめない心: なでしこジャパン栄光への軌跡』 苦節8年なでしこライター、渾身の書
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