3年ぶり皆既月食 東京湾周辺では観測困難に
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食が終わるのは、21時34分頃。記者の周辺には、三脚を用意し一眼レフカメラを構える人が多数待ち構えている。雲の隙間から、うっすらとオレンジ色の球体が垣間見えるものの、すぐにまたその姿は隠れてしまう。1時間の間に一瞬でも撮影することができるのか、雲の流れをひたすら眺めて待ちたいと思う。
【21時追記】その後、何回かオレンジ色の月が垣間見える瞬間があったものの、薄くもやがかかっている状態が続き、満足な撮影はできなかった。
ちなみに、次回の皆既月食は2015年4月4日。
<取材・文・撮影/林健太>
10月8日、3年ぶりとなる皆既月食が全国各地で観察された。皆既月食は、太陽と地球、月が一直線上に並び、月が地球の影にすべて入る現象で、今回は全国各地で比較的観測しやすい天候で迎えた。
18時14分頃に食が始まり、Twitter上には多数の画像がアップされ始めた。ところが、19時20分頃、記者がスタンバイしていた東京・お台場近郊には、広範囲にわたる薄い雲に覆われ、月の姿を見失う状態に。
皆既状態となるのは、19時24分から約1時間。太陽光が地球の大気で屈折して入り込み、オレンジ色に輝く月の姿が見られるはずであった。
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