更新日:2018年09月12日 16:04
デジタル

Facebook、Google、Amazonの写真機能を比較“写真を無制限でクラウドに保存”する方法

~柳谷智宣の「デジタル四方山話」第13回~

 デジタルカメラやスマホで撮影した写真は増える一方だし、カメラの画素数アップにともないファイルサイズも大きくなる一方。みなさんは、これらのデータをどうやって管理しているだろうか?

まずは問答無用!とにかくバックアップ

 カメラやスマホのメモリー内にのみ保存してあり、機種変更や故障のたびに全データを消滅させてしまう人がいるが、これはNG。最低でもPCにバックアップするようにしよう。カメラやスマホとPCをUSBケーブルでつないで、画像をドラッグ&ドロップするだけでいい。もちろん、機種ごとにバックアップツールがあるならそれを使う手もある。  しかし、それでもPCが故障したり、操作をミスしたりしてデータを消滅させてしまう可能性はある。さらに、もう1段階バックアップしておく必要がある。たかが写真とはいえ、日々の思い出はプライスレス。今は価値がなくても、将来とても大切に思える日が来る。ぜひ、問答無用にバックアップを取っておくことをオススメする。

PCの破損や火事などで、過去のすべての写真を失うような事態は避けたいところ

 例えば外付けHDDに保存したり、DVD/BD(光ディスク)メディアに書き出したりしておけば安心だ。「おもいでばこ」(バッファロー)のように写真を保管し、鑑賞できるようなデバイスも発売されている。写真にプリントしたり、アルバム作成サービスを利用して書籍にしておくのもありだろう。

「おもいでばこ」は家族の思い出をバックアップしつつ、みんなで鑑賞して楽しめる

クラウドでの写真管理のオススメツールは?

 こうしたデータのバックアップにはいろいろな方法が考えられるが、筆者のイチオシはクラウドサービスだ。外出先でも想いでの写真を手軽に閲覧できるし、万一家を火事や災害で失ってもデータは残る。いつか故障するHDD/SDDや5~10年で読み込めなくなる可能性が出てくる光ディスクと比べると信頼感は高い。  とはいえ、Windows標準のクラウドストレージサービス「OneDrive」では無料で5GBまでしか使えない。例え有料で1TBの契約をしたとしても、たくさん撮っているとやがて一杯になってしまう。やはり、一生分の写真を保存しておくなら無制限に保存したいところ。

Windows標準のクラウドストレージサービス「OneDrive」

 これまでも写真の無制限保存ができるサービスは登場したことがあったが、撤退するところも多かった。せっかく大量の写真をアップロードして管理していたのに、サービス撤退はダメージが大きい。信頼できるサービスで、できれば無料のサービスを使いたいところだろう。  そんな人にオススメしたい3サービスが、Facebook、Google、Amazonの写真保存機能だ。一長一短があるので、これらはニーズ似合わせて選びたい。

無制限のFacebook、Google、Amazonの写真機能。その特徴は?

●Facebook  FacebookはSNSだが、写真や動画を無制限にアップロードできる。もちろん利用は無料だ。しかし、アップロード時にファイルサイズを圧縮されるし、解像度も最大2048ピクセルにリサイズされる。要は画質が劣化してしまうのだ。動画もアップロードできるが、ファイルサイズは4GB、長さは120分までとなっている。

手軽に写真をアップロードできるのが嬉しいFacebook

スマホアプリからアップロードする場合は、設定の「HDをアップロード」をオンにしておこう

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GoogleフォトやAmazonプライム・フォトは?
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お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。2021年3月には、原価BAR三田本店をオープンした。新型コロナウイルス影響を補填すべく、原価BARオンライン「リカーライブラリー」をスタート。YouTubeチャンネルも開設し生き残りに挑んでいる

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