“低スペック男”と付き合う彼女に、どこがいいのか聞いてみた
◆全く知識をひけらかさない心に余裕のあるサブカル男
●菊地和史さん(仮名・39歳)デザイナー/低収入(年収240万円)/ブサイク/コミュ障
40代目前にして実家暮らしの菊地さんは、デザイナーという職業こそ聞こえはいいが、主な仕事はエロ本のレイアウト作業がメイン。
「折からの出版不況で仕事は激減して、月の半分以上は休みです。実家なので何とか生活は成り立っていますが、収入は15万円を下回る月もあって不安定ですね」
ルックスは、つげ義春の「ねじ式」に出てくる主人公にそっくりで、仕事柄、引きこもりがちなので趣味はネット観賞ばかり。まさに低スペックの三冠王なのだが、YUI似の彼女がいるから驚きだ。
「3年前から僕の実家の近所で雑貨屋を経営している、れっきとした実業家なんです。行きつけの飲み屋で知り合ったんですが、音楽や映画の趣味が合うので意気投合して2年前から交際を始めました」
口下手の菊地さんに、彼女に好かれた理由を訊いても要領を得ない。そこで、これから雑貨屋に顔を出すと言うことで、同行させてもらって彼女から直接話を聞いた。
「意外と彼は都会派なところがあるんですよ。サブカル全般に詳しくて作品の分析力も深いんです。かといって知識をひけらかすわけではなく、質問するとボソボソ控えめに話し出すんです。私は地方出身ですが、彼は生まれも育ちも杉並で、父親も同じ職業ですから、自然と心に余裕のある趣味人に育ったんだと思います」
日常的に彼女の仕事も手伝うが、決して対価は求めないという。その自己主張のなさが、女性に心を開かせるのだろう。
【極意】
決して対価を求めず自己主張しないことで女性に心を開かせる
取材・文/浅原 聡 藤井たかの 猪口貴裕 紺谷宏之 持丸千乃 佐口腎作 小野田 衛
― [低収入・ブサイク・コミュ障]でもなぜかモテる男の極意【4】 ―
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