リフォームで痛い目にあった人々の失敗例
夢の暮らしをゲット……のはずが失敗例も多いリフォーム。住宅リフォームコンサルタントの尾間紫氏によくある失敗例を聞いた。
「近年多いのは人気の対面キッチン導入での失敗。壁付きタイプに比べかなり面積を取るので、無理に導入した結果、短く狭く使いづらいキッチンになる例は多いです」
収納関連も失敗が多い。
「使い勝手が悪い場所に巨大収納を作って一極集中を図った結果、そこに荷物を運ぶのが面倒になり、かえって家全体が散らかる例も」
また「窓を大きく明るい家に」というリフォームも、よく考えずに行うとプライバシーや防犯性、断熱性能が低下してしまうそうだ。
あれもこれもと考えると、必ず予算はオーバーするそうだが、「大事なのはメリハリ」だという。
「『来客に見られる玄関とリビングだけ』『自分がくつろぐ寝室やお風呂だけ』など、好きな場所にお金をかけて、他では予算を削りましょう。一か所でも理想の空間をつくることができれば、リフォームの満足度は格段に高まります。ただ、お金をケチると後悔するのがフローリング。床が安っぽいと、100万円の家具も2万9800円にしか見えませんから(笑)」
【尾間紫氏】
新しい暮らしをつくる「リライフのリフォーム」を提唱する住宅リフォームコンサルタント、一級建築士。All Aboutリフォームガイドも
― [劇的変化]に失敗した人々からの伝言 ―

【関連キーワードから記事を探す】
タマホームとアイダ設計で分かれた明暗。「注文住宅」が“激減”しても好調を維持できる理由
「冷房代を節約するのは危険」一級建築士が警告する“深刻なリスク”
「なぜ日本人は部屋を片付けられないのか」。一級建築士が指摘する“明確な理由”
「資産価値が減っていく家」一級建築士が“豊かに暮らす”6つのポイントを伝授
「ローン完済後に無価値になる家」とは。一級建築士が指摘する“残酷な現実”
新築価格も賃貸の家賃もさらに上がる!'25年法改正のインパクト
家を破損して数十万円請求…「悪徳リフォーム業者」にダマされないためには、何を注意すべきか
台風シーズン到来、あなたの家は大丈夫? ヤバイ家がわかるチェックポイント
悪徳リフォーム業者から家を守る方法。大幅値引きは危ない?
リフォームで痛い目にあった人々の失敗例