台風シーズン到来、あなたの家は大丈夫? ヤバイ家がわかるチェックポイント
温暖化の影響か、近年猛威を振るい続けている台風。台風後に被害があるかどうかは、家がどれだけ丈夫なままで保たれているかによって変わります。あなたの家は大丈夫なのか?
あなたの持ち家が危ない』(アスコム刊)を発刊した一般社団法人木造住宅塗装リフォーム協会理事でウィズリフォーム代表の山下隆盛氏に、台風で被害を受けやすい、ボロボロな家のチェックポイントを聞いてみました。
台風によって被害を受けるかどうかは、家がいかに丈夫なままで保たれているかどうかによって随分と変わってきます。たとえば昨年の「房総半島台風」では、屋根が吹き飛ぶなど、屋根材の被害が目立ちましたが、大きな被害があった家の屋根のほとんどは、2001年に業界団体連合会が発行した瓦屋根標準設計・施工ガイドラインに準拠していなかったといわれています。
また、台風だけでなく、いつ起こるかわからない地震。ボロボロだと大きな被害が免れません。まずはあなたの家が今、どういう状況かをしっかりと把握し、問題があればメンテナンスをする必要があります。
まずは、自分で以下の要素がないかチェックをしてみてください。
・家の中がしけった臭いがする
・家の中がときどきカビ臭い
・壁紙や天井に雨漏りのようなシミやカビがある
・実際に雨漏りがある
・屋根や外壁にはがれやひび割れなどがある
屋根のはがれやひびを確認するには、屋根が見える場所から双眼鏡で覗くか、2階の窓から確認すること、1階部分に屋根(下屋根)がある場合は、その状況も1つの目安になります。
どれか1つでも当てはまっていると要注意です。今すぐ、信頼できる専門工事会社に診断やメンテナンスを頼んでみるとよいでしょう。もう一つ、2005年までに建てた外壁がサイディング(パネル状のボードを張って外壁を仕上げる工法)の家でなおかつ
・塗り替えても2、3年で塗装がはがれる
・塗膜(塗装した面)が浮き上がっている
・サイディング自体が膨れている
・土台水切りと外壁の間に定規を入れて、18mm未満しか入らない
これも、どれか1つ当てはまっていると「直張り工法」という家が傷みやすい工法で作られている可能性が高いです。 外壁、屋根専門のリフォーム会社に診断を頼むのがいいでしょう。
そこで今回『台風、いつ来るかわからない地震…あなたの家は大丈夫?
家の状態は大丈夫? 自己診断リスト
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