更新日:2022年12月14日 01:23
カーライフ

スカイラインもプレリュードも失敗した四輪操舵。でもメガーヌGTのは気持ちいい理由

 担当編集Kです。ワタクシの楽しみはクルマ。××な仕事や××からの無理難題で心が荒んでも、当欄があるからがんばれます。編集長はそれを知ってか(ほかの仕事もきちんとしていれば)口出しせず。好き勝手にやっております。この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございます。クルマ担当じゃなくなったら、生きていられません、涙。 メガーヌGT MJブロンディ改め永福ランプ=文 Text by Shimizu Souichi 池之平昌信=写真 Photographs by Ikenohira Masanobu  当連載は読者のニーズを完全に無視し、カーマニアの片寄った視点によって運営されているが、その根源は担当Kの意向にある。 永福:ルノー・メガーヌGTってさ、カーマニア以外1ミリも関心を持たないクルマだよね? 担当K:でしょうね。 永福:それをなぜ天下のSPA!が大々的に取り上げるわけ? K:もちろん僕が乗ってみたかったからです。個人的に「いつか欲しいかも」と思って。 永福:そ、それだけ!?  このような理由でネタが決められていく。それをクルマに無関心な読者様に向けてなんとか料理せねばならぬこちらの身にもなってほしい。 永福:なんで欲しくなったの? K:JAIAの大試乗会でチョイ乗りしたら、8の字旋回がメチャメチャ気持ちよかったんですよ! あれは4コントロールの効果ですよね!?  4コントロールとは、ルノーが開発した4WS(四輪操舵)、つまり前輪の動きに合わせて後輪も電子制御で少し切って、クルマの動きを助ける機能のことだ。そんな専門的なことを、クルマに無関心な読者に向けて書かねばならぬこっちの身にもなってほしい。
メガーヌGT

メガーヌGTはワゴンタイプのスポーツ・ツアラーGT(354万円)。ハッチバックタイプのメガーヌGTもあります(334万円)。どちらも4コントロールを搭載してます

永福:確かにルノーの4コントロールはスゴい。オレは去年、並行輸入のルノー・エスパスで初体験して、あまりの小回り性に感動した! K:速度が60km以下だと、後輪を逆方向に切って、小回りを助けてくれるんですよね。ずいぶんちっちゃいクルマに乗ってるみたいで、都内のお買い物にも便利。ファミリーカーとしていいと思いました。 永福:この連載は、キミの次期ファミリーカー選びが目的なのね? K:60km以上では、後輪を前輪と同じ方向に切ってクルマを安定させるので、大回りも小回りも後輪駆動(FR)のBMWみたいに自然で、改めて(FRの)BMWオーナーに戻りたくなりました。 メガーヌGT
メガーヌGT

エンジンは1.6リッター直噴ターボを搭載(205馬力)。MTはなく7AT。低速走行時は後輪が前輪と逆に、高速走行時は後輪が前輪と同じ向きに動きます

永福:メガーヌじゃなくBMWに!?
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4WSはもともと国産車の技術
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1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中

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