スカイラインもプレリュードも失敗した四輪操舵。でもメガーヌGTのは気持ちいい理由
―[道路交通ジャーナリスト清水草一]―
担当編集Kです。ワタクシの楽しみはクルマ。××な仕事や××からの無理難題で心が荒んでも、当欄があるからがんばれます。編集長はそれを知ってか(ほかの仕事もきちんとしていれば)口出しせず。好き勝手にやっております。この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございます。クルマ担当じゃなくなったら、生きていられません、涙。
MJブロンディ改め永福ランプ=文 Text by Shimizu Souichi
池之平昌信=写真 Photographs by Ikenohira Masanobu
当連載は読者のニーズを完全に無視し、カーマニアの片寄った視点によって運営されているが、その根源は担当Kの意向にある。
永福:ルノー・メガーヌGTってさ、カーマニア以外1ミリも関心を持たないクルマだよね?
担当K:でしょうね。
永福:それをなぜ天下のSPA!が大々的に取り上げるわけ?
K:もちろん僕が乗ってみたかったからです。個人的に「いつか欲しいかも」と思って。
永福:そ、それだけ!?
このような理由でネタが決められていく。それをクルマに無関心な読者様に向けてなんとか料理せねばならぬこちらの身にもなってほしい。
永福:なんで欲しくなったの?
K:JAIAの大試乗会でチョイ乗りしたら、8の字旋回がメチャメチャ気持ちよかったんですよ! あれは4コントロールの効果ですよね!?
4コントロールとは、ルノーが開発した4WS(四輪操舵)、つまり前輪の動きに合わせて後輪も電子制御で少し切って、クルマの動きを助ける機能のことだ。そんな専門的なことを、クルマに無関心な読者に向けて書かねばならぬこっちの身にもなってほしい。
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1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中
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