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Uber Eats女性配達員の素顔。パチンコ漬けの毎日から月収40万円へ

 飲食店のメニューをデリバリーしてもらえる「Uber Eats」。その配達員は、隙間時間を利用して気軽に始められる副業として注目を集めているが、正規雇用ではないにもかかわらず、本業の仕事にする人たちもいる。いったい、どのような理由なのだろうか。
Uber Eats配達員

「Uber Eats配達員を始めて人生が変わった」と話すはるちゃん(24歳)

 過去に「ギャンブルに溺れて家無し金無し」「夢も希望も無い社会不適合者」だったが、Uber Eats配達員を始めたことで自分自身が変わった――。そんなTwitterの投稿をきっかけに、ニュースやバラエティ番組に出演。現在では最高月収40万円を記録したというはるちゃん(Twitter:@luuhaa916)。 「いま、人生を0からやり直して社会との接点を取り戻している最中なんです」  じつは、配達員のなかには複雑な事情を抱えた人も少なくない。今回は、ひとりの女性が過去と向き合いながら前向きに生きる姿をお届けする。

「家出少女だった」中学時代

「小学生の頃はまじめだったんですよ」と話し始めた彼女。習い事としてダンスに打ち込む日々を送っていたため、それ以外の人たちとの接点はほとんどなかった。しかし中学に入ってから友だちとつるむようになり、夜遊びを覚えたという。当時は家出ばかりを繰り返していた。 「中学は半分くらいしか行っていなかったですね。とにかく友だちと遊ぶことが楽しかった。でも、気づいたら高校受験の期間が終わっていて……。結局、私は受けられませんでした。だから、学歴としては中卒です。  本当は子どもが好きだから“保育士になれたらいいな”と思っていたのですが、あの頃の私は保育士になりたいと思ってもどうしていいかわからなかった。将来のために高校に行かないといけないとかそういうことよりも、ただ目の前のことに夢中すぎたんです。家出ばかりを繰り返していたし、“明日どう生きていくか”で頭がいっぱいでした」  中学卒業後は「これからはバイトができる」と居酒屋で働きはじめた。だが、1か月で辞めてしまい、その後いくつものアルバイトを転々とすることになる。 「居酒屋のアルバイトは、大きな声を出したり従業員同士インカムでしゃべったりしないといけなかったのが、なんだか恥ずかしかったんですよね。そんな感じでどのアルバイトも長く続かなかったんですが、唯一楽しかったのがガールズバーでのアルバイト。1年くらい続きました」

ガールズバーでの人間関係に疲弊し、真逆の仕事を選択

はるちゃん

18歳の頃のはるちゃん

 18歳の頃にやっと楽しく働くことのできる居場所を見つけた彼女だったが、ガールズバーでのアルバイトは1年の間に徐々に彼女の心をむしばんでいく。 「ガールズバーでは常に自分自身に金額を付けられて売られているみたいな状態。それが続いた結果、すごくメンタルをやられてしまって。接客業はもうしたくない、できるだけ人と関わりたくない……と倉庫の仕事に就くことを選びました」  そして19歳の頃、派遣社員として倉庫で働き始めた。朝の8時からフルタイムでの労働に加え、ほとんど毎日のように数時間の残業もこなした。
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人間関係を避け、選んだ仕事は…
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インタビュー・食レポ・レビュー記事・イベントレポートなどジャンルを問わず活動するフリーランスライター。コンビニを愛しすぎるあまり、OLから某コンビニ本部員となり店長を務めた経験あり。X(旧Twitter):@KA_HO_MA

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