喫茶室ルノアールの「個性が強すぎる」店舗たち。釜飯、サバ味噌を出す店も
働く世代のミーティングやテレワークの強い味方である「ルノアール」。都内近郊の主要駅の多くで、駅前にあるため重宝する上に、チェーン店であるためにどの店でも安定したクオリティで提供されるサービスも魅力の一つ。しかし、そんなルノアールの中には「個性が強すぎる」店舗があることをご存知だろうか。
吉祥寺には2店舗のルノアールが存在する。北口にあるルノアールは2019年6月にオープンした新店舗で、喫茶というよりカフェという言い方が似合うようなオシャレな内装。そして電源やWi-Fiを完備した現代の需要にあった店作りでお客を集めている。
一方、それより以前から吉祥寺民の憩いの場となっているのが南口(公園口)からすぐの場所に店を構えるルノアールだ。現代風の吉祥寺北口店と対照的に、昭和な風情が全開な雰囲気が特徴的だ。
えんじ色の渋いソファーや格子状の木組み、ランプのシェードに至るまで昭和の時代にタイムスリップしたような雰囲気がある。現代で昭和レトロといえば、どこかチープな要素を含んでいることがあるが、このルノアールの昭和な風情は、ヤクザ映画や香港映画でマフィアが悪事の相談をしていそうな重厚さのあるレトロ感を醸しだしている。
そんな店内で、ひときわ目を引くのが店内に日本庭園があること。まず、店舗入り口をはいって左手には、砂利敷きに石灯籠の立ったスペースがある。さらに、店内中央にはなんと池までしつらえてあるのだ。和風の池に流れる水音を聞きながらコーヒーを飲むというのは、他のルノアールでは、まず間違いなく味わえない。
池の中に、鯉まで泳いでいるかと思ったが、流石にこれは作り物。とはいえ、ここまで徹底した雰囲気づくりに、根強いファンも多いという。この店作りは、女性オーナーの趣味。従業員も妙齢の女性が中心で、他店舗よりさらに落ち着いた空気が充満しているルノアールだ。
昭和の風薫る和風ルノアール
店内には池があり錦鯉もいる!? 純和風ルノアールの魅力
Boogie the マッハモータースのドラマーとして、NHK「大!天才てれびくん」の主題歌を担当し、サエキけんぞうや野宮真貴らのバックバンドも務める。またBS朝日「世界の名画」をはじめ、放送作家としても活動し、Webサイト「世界の美術館」での美術コラムやニュースサイト「TABLO」での珍スポット連載を執筆。そのほか、旅行会社などで仏像解説も。
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