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50万円台で買える中古高級車。ゼロクラウンが“最後のお買い得”のワケ

今こそゼロクラウンが中古車の“旬”である理由

クラウン 3.0アスリート

今から9年前に、AA評価4.5点で買った3.0アスリート

 クルマ好きの腕時計投資家、斉藤由貴生です。  今から4年ほど前、私は『「軽自動車より中古ゼロクラウン」が経済的に賢い選択だと考える現実的な理由』という記事を書いたのですが、その時、ゼロクラウンは「良いクルマなのに安い」という状況でした。  しかし、それから4年後の今、ゼロクラウンを取り巻く環境は大きく変わったといえます。今もなお、「中古でゼロクラウン」という選択がおすすめであることに違いないのですが、もしかしたら、ゼロクラウンを手軽に楽しめるチャンスがそろそろ終わってしまうのではないかという事態となっているのです。  というわけで、今回は、「今こそゼロクラウン」が中古車の旬、ということについてお伝えしたいと思います。

今が最も「お得」といえるのは

 4年前、中古車市場で最もお得といえたのは、まさにこのゼロクラウンでしたが、今では、そのポジションは、レクサスISやGSになっているといえます。  ミニバンや軽自動車が人気という今「セダンという選択肢はない」という方もいらっしゃるかもしれませんが、維持費を考えても、本体価格が安い中古車は軽自動車よりもお得。また、ミニバンを持っていたとしても、人や荷物を常に積むという方でもない限り、セダンで大抵のことは事足りるといえます。  ですから、3.0Lぐらいまでの中古高級車は、維持費を考えたとしてもお得であり、快適性も抜群。そのため、中古50万円ぐらいで程度の良いセダンを買うという購買行動は、非常に理にかなっているわけで、4年前に「新車軽自動車よりも中古ゼロクラウンが良い」と述べたわけです。  それが、今や中古50万円程度の選択肢には、ゼロクラウンよりも高級(新車本体価格が高い)なレクサスISやGSといった存在があるわけで、“お得”という観点では「新車軽自動車よりも中古レクサスを買え!」という結論になるといえます。
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なぜ、ゼロクラウンなのか
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1986年生まれ。日本初の腕時計投資家として、「腕時計投資新聞」で執筆。母方の祖父はチャコット創業者、父は医者という裕福な家庭に生まれるが幼少期に両親が離婚。中学1年生の頃より、企業のホームページ作成業務を個人で請負い収入を得る。それを元手に高級腕時計を購入。その頃、買った値段より高く売る腕時計投資を考案し、時計の売買で資金を増やしていく。高校卒業後は就職、5年間の社会人経験を経てから筑波大学情報学群情報メディア創成学類に入学。お金を使わず贅沢する「ドケチ快適」のプロ。腕時計は買った値段より高く売却、ロールスロイスは実質10万円で購入。著書に『腕時計投資のすすめ』(イカロス出版)と『もう新品は買うな!』がある

もう新品は買うな!もう新品は買うな!

もう大量消費、大量生産で無駄遣いをするのはやめよう


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