更新日:2022年04月06日 17:54
恋愛・結婚

結婚式が中止なのにご祝儀って必要? コロナ禍のご祝儀事情で友人トラブルも

コロナ禍の影響がご祝儀事情にまで

結婚式ご祝儀問題

写真はイメージ

 先日、人気配信者の加藤純一氏がYouTubeで結婚式を生配信したというニュースが話題になった。このニュースにおいて注目された点は、”ご祝儀”という名目で集まった視聴者からの投げ銭額である。YouTube配信だけでなんと2億円を超え、さらに他の媒体での投げ銭もここに加わるのだという。  結婚式の配信でここまでの盛り上がりを見せた1つの要因として、コロナ禍という情勢が挙げられるだろう。人と直接会うことが簡単にできなくなったことが、配信需要の増加に影響を与えたと言っても過言ではない。配信者やゲストの人気もさることながら、コロナ禍だからこそ、この破格のご祝儀が生まれたといえる。そう考えると結婚式配信の投げ銭は「新しいかたちのご祝儀」として世間に認知されたのではないだろうか。  これは顕著な例であるが、コロナ禍において生活様式が変化しているなか、結婚式のご祝儀事情も確実に変化をもたらしている。そこで今回は、ご祝儀にまつわるコロナ禍特有の新たな問題について調査した。

すぐに結婚祝いを送らなければ友人じゃない?

 このご時世で、結婚式を行わない人も増えている。また結婚式が未定のままになっている人や、中止を余儀なくされた人も多い。そんななか、結婚式のお祝いをする側はどうしたらよいだろう。  この問題について、SNSで多くの意見が交わされた事例を紹介する。事の発端となったのは、新型コロナの影響で結婚式が中止になった女性の投稿。彼女は自分の結婚式が中止になったことを、参加予定だった友人に伝えたとき、すぐにお祝い品を送ってくれた友人と「コロナが落ち着いたらお祝いさせて」と連絡してきた友人がいたという。そして「私はすぐにお祝い品を送ってくれた方の友人を大切にする」と括った。  このツイートをきっかけに、SNS上で賛否両論の”ご祝儀論争”に発展。「お祝いに早いも遅いもない」「祝われて当然という態度がそもそもおかしい」といった反対意見もあれば、一方で「結婚報告をして、飲みに誘ったときの社交辞令みたいな返事をされたら嫌いになるかも」「コロナを理由にお祝いを後回しにする人は仲が良いとは言えない」といった肯定派の意見も多くあった。  この論争は、自分が結婚しているかどうかでも意見が分かれるだろう。ただ、「コロナが落ち着いたら〜しましょう」という言葉が社交辞令として使われている現状を踏まえて考えると、即座にお祝いに対する動きを見せない友人に対し、「私の結婚を蔑ろにしている」と感じさせてしまうのは当然のことかもしれない。相手の人生最大級の報告に対して、コロナ禍を言い訳に後回しにするのではなく、すぐに行動することが信頼関係を壊さないために必要なことといえる。
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ご祝儀を二重で払わなくてはいけない状況になった人も
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お酒は飲めなくてもおつまみ大好き。趣味はゴルフ・筋トレ・パチンコ・神頼みの自称清楚系純情女子ライター。長所は諦めが悪いこと。「なせばなる」「なんとかなる」をモットーに、何事にも全力で取り組みます!  Twitter:@minnapikapika

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