パチンコ店で高級車をプレゼント?今では実現不可能な「パチンコ店イベント列伝」
パチンコ店の広告規制が緩和したことで、店頭に「出玉ランキング」を掲載することが可能となった。これを見て、昔の過激な激アツイベントを思い出す往年のファンも少なくないのでは?
そこで今回は、過去に筆者が見聞きした「今では考えられないホールイベント」を紹介しよう。最近パチンコを始めたユーザーからすると驚愕の連続かもしれない。
スマスロ版が絶好調の大人気シリーズ『北斗の拳』。2003年に登場した初代は、累計販売台数62万台を記録した大ヒットマシンだ。ホールにとって、もっとも稼働が期待できる主力マシンだったので、趣向を凝らしたイベントが全国各地で行われていた。そんななか、筆者が実際に体験したのが「朝イチ早当て先着10名に設定6を進呈」というもの。
今ではあり得ないが、開店前にお客さんを店内に入れ、全員が着席して10時まで待機。開店時間の合図とともに一斉に打ち始めるのだが、お客さん全員が血眼になって小役完全無視で必死にブン回している光景は正直、恐ろしいほどに異様であった。
そして見事先着10名に入ると、別に用意された設定6の台(もちろん確認OK)へ案内される。その台を閉店まで遊技できるというシステムは、ファンにとっては堪らないイベントだった。
前述の通り、昔はオープン前にお客さんを入店させることも珍しくなく、ある店では海物語好きには堪らない“朝イチ限定イベント”が開催されていた。
お店に入ると、当時の人気機種『大海物語』だけ全台電源がオフになっていて、お客さんは液晶が真っ黒の台に着席して待機する。そして、いざ開店時間を迎え、一斉に台の電源が入ると……数台の液晶画面が紫色に!! その台に座っていたお客さんは確変状態から打ち始められたのだ(緑色の時短状態の台もあり)。
同じようなイベントで、初代『花の慶次』を使ったお店もあり、こちらは電源オンと同時に潜伏確変ランプが点灯。電源が入る瞬間、お客さん全員が盤面右下のランプを凝視し、直後に一喜一憂するという、普通ではあり得ない光景が朝から繰り広げられていたのだ。
初代『北斗の拳』で早当てバトル。設定6争奪戦
朝イチ電源ONの瞬間がアツい!!
パチンコ雑誌『パチンコ必勝ガイド』『パチンコオリジナル実戦術』の元編集者。四半世紀ほど勤めた会社を退社しフリーランスに。現在は主にパチンコや競輪の記事を執筆している。
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X(旧Twitter):@sagyosakurai
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