「2006年に閉園した遊園地」“ディズニーランドをパクった”施設が辿った数奇な軌跡
―[テーマパークのB面]―
全国に数多くあるテーマパーク。今もなお新しいテーマパークが生まれては人々を楽しませ続けている。しかし、そんなテーマパークには、あまり語られることのない側面が存在する。そんな、「テーマパークのB面」をここでは語っていこう。
東京ディズニーランドが開園したのは1983年だ。実はそれよりも前、日本に「和製ディズニーランド」ともいえる施設があったことをご存知だろうか。
それが、「奈良ドリームランド」である。「昭和の興行師」と呼ばれた日本ドリーム観光の社長・松尾國三によって作られた遊園地で、アナハイムにある本家のディズニーランドに大きな影響を受けて作られた園内には、本家そっくりのお城やアトラクションが立ち並んでいた。
「奈良ドリームランド」ができるまで
ディズニーランドにもれっきとしたモデルが
ライター・作家。チェーンストアやテーマパークをテーマにした原稿を数多く執筆。一見平板に見える現代の都市空間について、独自の切り口で語る。「東洋経済オンライン」などで執筆中、文芸誌などにも多く寄稿をおこなう。著書に『ドンキにはなぜペンギンがいるのか』(集英社)『ブックオフから考える』(青弓社)
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