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「最高コスパのサンダル」ほぼブランド品なのに、格安で買える5つの傑作

 メンズファッションバイヤー&ブロガーのMBです。洋服の買いつけの傍ら、「男のおしゃれ」についても執筆しています。連載第479回目をよろしくお願いします。
メンズファッションバイヤーのMB

メンズファッションバイヤーのMB。「『おしゃれに見える』にはちゃんと理由があるんです」が持論(撮影/難波雄史)

 そろそろ暑くなってきてサンダルの時期になってまいりました。今回は何を買っていいのか迷うあなたに。サンダルのおすすめ2024年度版をお届けします。

身長を盛れるいわゆるプラットフォームシューズの先駆け

grounds CLAY 1万6500円
grounds CLAY

grounds CLAY

 数年前から原宿を中心にじわじわ人気が出始めたgrounds。身長を盛れるいわゆるプラットフォームシューズの先駆け的な存在。ソール部分にエアを入れたボコボコのデザイン、見かけたことがある人も多いんじゃないでしょうか。  原宿のZ世代女性中心にトレンドが始まり、現在では幅広い地域・年代・性別へと拡大しています。メンズブランドとのコラボで男性層にも認知が広がり、やや大人向けのシックなものも展開が始まりました。そのひとつが、このCLAYでしょう。  単一素材による一体成形型のデザインで切り替え部分がなく、ミニマルな印象。groundsの大きな特徴である厚手ソールによる脚長効果も4.5cmとかなり大きいですが、履いてみると案外、シャープな印象で細身のパンツでも違和感なく使えます。  また、先端が空いているサンダルですが、アッパーはすべて覆い隠されているため革靴などに近い印象。サンダルよりも大人っぽく、かつ身長を4.5cm盛れて、さらにクッション性が高く、歩きやすく、さらにさらに汚れや水にも強い素材。これだけ条件揃って1万6500円は破格です。

2990円なのに、見た目の印象は完全にPRADA

GU メタルバックルテープサンダル 2990円
メタルバックルテープサンダル

メタルバックルテープサンダル

 GU史上最も高見えできるサンダルが今年登場。  毎年どのブランドも展開するテープデザインのサンダルですが、今回のモデルは硬いスウェットのようなネオプレン素材をベルトの内側につけたもの。靴擦れが起こりにくく着用感をサポートしてくれるとともに、見た目の印象も複雑になり、高級感があります。  シンプルなテープだけのデザインが多い量販店系サンダルですが、こちらはそれらと一線を画すものとなっています。  また、商品名にもなっている「メタルバックル」を使ったところも嬉しい。通常プラスチック製のものを使うところ、ポリッシュ仕上げの光沢あるバックルを採用。このおかげで見た目の印象は完全にPRADA!  メタルパーツって付属品代が少し高くなってしまうので、100円や200円が命取りのGUにとってはかなりの英断。しかし、このおかげでGUとは到底思えないような高級感があります。  ソールも革靴で使われるヒールのあるものを採用しており、大人が使える高見えサンダルになるように細部まで徹底的に作り込んだ意欲作。これが2990円はスゴイ!
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まるでデザイナーズブランドのようなデザイン性
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ファッションバイヤー。最新刊『MBの偏愛ブランド図鑑』のほか、『最速でおしゃれに見せる方法 <実践編>』『最速でおしゃれに見せる方法』『幸服論――人生は服で簡単に変えられる』など関連書籍が累計200万部を突破。ブログ「Knower Mag現役メンズバイヤーが伝えるオシャレになる方法」、ユーチューブ「MBチャンネル」も話題に。年間の被服費は1000万円超! (Twitterアカウント:@MBKnowerMag

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