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PRADAのボディバッグ11万円、ナイロン素材でもレザー並みの高級感

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MBのヘビーユース108

ボディバッグ(PRADA)11万円

 今回、紹介するのはPRADAのバッグです。もともとイタリア王室などの上流階級向けに超高級レザーバッグを生産。王室御用達ブランドとして名を馳せ、ヘビ革やワニ革など他社が使わない希少素材を好んで展開していました。  しかし、王政廃止により「王室御用達」の文字が消え去り、低迷期に。その後、3代目のミウッチャ・プラダが救世主となり、ブランドは復興するのですが、その際のアイコンとなったのがポコノと呼ばれるナイロンでした。  ナイロンといえば、スポーツウェアなどのイメージがあるカジュアル素材ですが、それをレザーが主流である超高級品の世界で初めて大きく打ち出したのがPRADAでした。  当時は大変な反発があったそうですが、天候を気にせず毎日使えて耐久性が高いナイロン素材をモデルなどが好み、徐々に市民権を獲得。「高級品」から「高級日常着」を打ち出したミウッチャの功績は大きく、現代ではさまざまなハイブランドがナイロン素材を取り入れています。 MBのヘビーユース108 無論、ナイロンと一口に言ってもPRADAとスポーツウェアのものでは大きな差があります。 「シルクやレザーのよう」と例えられるPRADAのナイロン。もとは工業用に開発されたものですが、極上のツヤ感は既存のナイロンの印象を覆すのに十分すぎるほど。  普通、「ナイロンボディバッグ」と聞けば、カジュアルでラフな印象がありますが……PRADAの高密度ナイロンだからこそレザーバッグのような見え方に。タフで気にせず使えるボディバッグなのに、レザー並みの高級感があるのはさすがと言えるでしょう。  使い勝手もさすがは高級品、半端じゃなく便利です。スマホを入れても財布を入れても膨らみが目立たない収納力は日常で大活躍。ウールコートなどに組み合わせても浮くことがない美しいフォルムと素材感もありがたい。  こうしたボディバッグがトレンドですが、中目黒を歩く若者と差をつけるならナイロンバッグの元祖であるPRADAがおすすめ。夏に黒Tシャツなどに合わせてもおしゃれです。定価だと11万円ほどですが、アウトレットなどを狙えば5万~6万円で買えるところも! 商品、衣装/すべて私物 撮影/林 紘輝(商品) 岡戸雅樹(人物)
MB
ファッションバイヤー。最新刊『MBの偏愛ブランド図鑑』のほか、『最速でおしゃれに見せる方法 <実践編>』『最速でおしゃれに見せる方法』『幸服論――人生は服で簡単に変えられる』など関連書籍が累計200万部を突破。ブログ「Knower Mag現役メンズバイヤーが伝えるオシャレになる方法」、ユーチューブ「MBチャンネル」も話題に。年間の被服費は1000万円超! (Twitterアカウント:@MBKnowerMag

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