「東大に行くために、あえて通信制高校を選んだ」マッキンゼー出身起業家が中3で導いた合格への“最短距離”
―[貧困東大生・布施川天馬]―
東京大学といえば、日本最難関クラスの大学。多くは、幼少から塾に通い名門中高を通ってきた、いわゆる「エリート」が多い。しかし、一部には、まったくエリートらしからぬ道筋をたどった方もいます。元落ちこぼれや休学経験者など、紆余曲折あって東大へ入学した、「リアルな東大生」の姿をお届けします。
今回お話を伺うのは、現在会社を経営している神田直樹さん(25)。彼は、東京大学法学部を卒業後、マッキンゼー・アンド・カンパニーに就職。1年で同社を退職し、株式会社Overfocusを起業。現在は国語専門塾「ヨミサマ。」を展開するなど、教育事業に携わります。
マッキンゼーといえば、外資系の超名門企業。「東大からマッキンゼー」のエリートコースを捨ててでも選びたかった起業の道。その決断の原動力は、彼が今までに感じてきた「生きづらさ」を解消するためでした。彼の半生を振り返りながら、その選択に至った理由を伺います。
勉強よりも「足が速い」ことが大事だった
熱心な指導が息苦しかった中学時代
1997年生まれ。世帯年収300万円台の家庭に生まれながらも、効率的な勉強法を自ら編み出し、東大合格を果たす。著書に最小限のコストで最大の成果を出すためのノウハウを体系化した著書『東大式節約勉強法』、膨大な範囲と量の受験勉強をする中で気がついた「コスパを極限まで高める時間の使い方」を解説した『東大式時間術』がある。株式会社カルペ・ディエムにて、講師として、お金と時間をかけない「省エネ」スタイルの勉強法を学生たちに伝えている。(Xアカウント:@Temma_Fusegawa)
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