“4000日以上”毎日カレーを食べ続ける人物を直撃。「体調や体重」以外で現れた“変化”
焼肉に寿司、ラーメンにパスタなど、飽食の時代と言われて久しい現代日本では、あらゆるものが好きな時に食べられる。しかし、なかにはひとつの食べ物にこだわり続ける人もいる。自身が食べたカレーをInstagramにアップし続ける、福岡裕介氏もその一人。毎日1食以上必ずカレーを食べているという同氏。健康面に問題はないのか、そして単純に飽きないのだろうか。本人を直撃した。
毎日カレーを食べることを決意し、それを続けているとなると、よっぽどカレーを愛してきた人物なのだろうと思われる。しかし、福岡氏は次のように話す。
「子供のころ、カレーは普通に好きな程度で“特別”という感じではありませんでした。毎日カレー生活を始める時も、カレーにこだわっていたわけではないですね」
これまで、毎日同じものを食べる人物を何人も取材してきたが、その多くが「好きが高じて」という人ばかり。一方で、福岡氏が毎日カレー生活を始めたのは、ひょんなきっかけだった。
「一人暮らしで鍋いっぱいのカレーを作っちゃって、1日3食カレーを食べてたんです。数日後、やっと完食だと思った頃に、実家から届いた荷物に、特大サイズのジップロックがパンパンになるほどの、母手作りのカレーが入ってたんです。それで、『もし、毎食カレーを食べ続けたら、体はどうなるのかな?』と素朴な疑問が浮かび、試してみることに。でも、3週間ほどして親戚の不幸で実家に行かなくてはならなくなり、連続カレーが止まってしまいました。そこで毎食は諦め、毎日カレーに挑戦し、2013年から4000日以上続いています」
自身の体の変化に興味を持ってスタートした特殊な食生活。始めてみて実際に変化はあったのだろうか。
「すみません。残念なくらい変化がないんです。健康診断の結果も変わらずで」
特に変化もないままカレーを食べ続けると、体調や体重ではなく“舌”に変化が現れた。
「カレーの中でもインド料理のカレーを食べる事が多いのですが、インド料理で使うお肉は鶏肉や羊肉ばかりなので、豚肉や牛肉をあまり食べなくなりました。そんな生活をしていると、久しぶりに牛肉を食べると味が全然違って感じるんです。『え!?牛肉ってこんなに乳臭いんだ』って」
カレーは「特別に好きでもなかった」
毎日カレーを食べても太らない?
Boogie the マッハモータースのドラマーとして、NHK「大!天才てれびくん」の主題歌を担当し、サエキけんぞうや野宮真貴らのバックバンドも務める。またBS朝日「世界の名画」をはじめ、放送作家としても活動し、Webサイト「世界の美術館」での美術コラムやニュースサイト「TABLO」での珍スポット連載を執筆。そのほか、旅行会社などで仏像解説も。
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