ワセジョの性の目覚めはバタイユの『エロティシズム』!?
およそセックス姿が想像できないエリート女子。彼女たちはいかなる性的妄想を抱いているのか。高学歴ならではの知的すぎる性的嗜好を調査した。知性は“痴性”を生む!?
◆思想家の学説が自分の性癖を紐解いてくれました
伊東ひろみさん(仮名・30歳)銀行 早稲田大学出身
伊東さんはフランスの思想家、ジョルジュ・バタイユに影響を受け、性の嗜好が定まったという。
「男性経験がない頃からずっと、なぜか油で汚れた作業員などとすれ違うたびに興奮していて、自分でも不思議に思っていました」
そんな彼女はバタイユの名著『エロティシズム』に出合い、性的嗜好の答えを見いだした。
「バタイユの説によると、“人間は動物的行為を禁止してはそれを破りたがる生き物”。つまり、獣のような行為で汚れたいという私の願望は、性の研究家にも認められているんだ!と刮目しました」
処女のうちにこの考えに到達した彼女は、自分の性的願望に学問の後ろ盾がついたことで、自信をもって汚れられるようになった。
「今でもセックスするたびに、バタイユの本の表紙が脳裏に浮かびます」
彼女は男ではなく、学問とセックスしているのかもしれない。
取材・文/増山かおり
― [高学歴アラサー女子]のSEX観が狂い始めた!【6】 ―
『エロティシズム 』 奇才バタイユの集大成 |
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