鉄オタ界の賢者が選ぶ2013年最大の鉄道ニュース
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トラベルライターの横見氏は、個人賞として選ぶ予定だったという。当日も副都心線に乗っており、横浜から渋谷乗り換えで山手線で新宿まで乗らず、副都心線直通で新宿三丁目まで来たことについて、「(運賃が)10円高い」「非常に迷った」と、葛藤したことを明かし、会場からは笑いが起きていた。
同イベントでは、大賞以外にも審査員が個人的に思い入れのある出来事におくる「個人賞」も多数送られており、それらを紹介していこう。
◆C58 363『パレオエクスプレス』に復帰(「SUPER BELL”Z」の野月貴弘氏選)
秩父鉄道で復帰運転されたC58 363。イベントでは、「SUPER BELL”Z」のヘッドマーク付き臨時列車が運転され、イベント会場の真横を、SUPERBELL”Zの『電車体操第二』の流し撮りの振り付けに合わせて通過し、盛りあがったそうだ。
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◆いすみ鉄道 キハ52 125にキハ28 2346を併結した急行列車の運転開始(鉄道ジャーナリストの梅原淳氏選)
千葉県房総半島の東から西へ伸びる「いすみ鉄道いすみ線」の急行列車。いすみ線は、春には菜の花や桜がキレイな観光地を走る路線で、鉄道ファンならずとも楽しめる場所だ。紹介した梅原氏の顔は、JR西日本から譲渡されたキハ28 2346について、「くたびれた車両ではありますが」と語りつつ、地元・千葉県の明るいニュースににこやかであった。
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◆只見線 田子倉駅 廃止(トラベルライターの横見浩彦氏選)
マンガ『鉄子の旅』や、1995年に当時のJR全線全駅下車(約4600駅)達成で有名な横見氏は、数々の秘境駅を見てきた。毎年、廃止になる駅は少なくないが、田子倉駅についても「いいとこだったのよ。惜しいなぁ。もう行けなくなっちゃった」と思い入れたっぷりで紹介していた。
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◆新幹線E6系 運転開始(鉄道アナリストの川島令三氏選)
秋田新幹線「こまち」で運転されている新型車両E6系。「世界へ輸出できる車両」と絶賛しつつ、「時速300kmを超えると台車と台車の距離が近いので、N700より揺れを感じる」とも。2013年から従来のE3系からE6系への置き換えが始まり、今年3月には完了、「スーパーこまち」の名称も「こまち」に統一された。
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さらに審査員らが選んだ個人賞のほかに、BSフジで放送中の番組「鉄道伝説」視聴者からの投票による「BSフジ鉄道伝説ファン賞」も発表された。選ばれたのは、「クルーズトレインななつ星 in 九州」。九州各県の観光地を巡る「列車の旅」を楽しむための列車で、豪華なラウンジカーやダイニングカーを備えているという。
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各審査員の選んだ内容を見ると、鉄道ファン以外には馴染みの薄い話も少なくなかったが、会場に集まった鉄道ファンからは、それぞれの受賞対象について納得の声や賞賛の声などさまざまなリアクションで大いに盛り上がったイベントとなった。
<取材・文/林健太 写真提供/裏辺研究所(http://www.uraken.net/)>
2013年に鉄道界で起きた出来事を振り返り、1年を代表する出来事を決める「ファンが選ぶ 第2回鉄道伝説大賞」が開催され、大賞に「東急東横線(渋谷駅)地下化」が選ばれた。
審査委員長を務めた「SUPER BELL”Z」の野月貴弘氏は、「壮大な渋谷駅の計画のはじまり」と語り、各審査員からも池袋駅から伸びていた新線についてや、変わりゆく渋谷駅の未来についてコメントが寄せられた。
『鉄道伝説 第1巻』 1~4巻まで好評発売中。第1巻・2巻には、「第1回 鉄道伝説大賞」の模様も収録 |
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