ミリオタじゃなくても胸躍る! オススメ「航空祭」5選
鉄道やロケット……少年時代、惹かれてやまなかった世界だ。そんな、「内なる少年」を刺激する話題を、その道の達人が厳選。さらにベスト5も選定してもらった。あの頃の胸の高鳴りが蘇る!
◆爆音、転回、超速。間近で見る航空機の迫力を体感せよ【自衛隊航空祭】
演習、観覧式など自衛隊イベントの中で最も人気があるのが、航空機が爆音を立て大空を駆ける様子をナマで見られる自衛隊航空祭である。そして入場料も無料! その見どころについて、自衛隊イベント情報総合サイト「アトラスウェブ」主宰の腰山正明氏に聞いた。
「低空での急旋回や急上昇などの迫力や、体に伝わってくる衝撃などは映像とは比べものになりません。多い場合は10機以上の大編隊となり、その光景は圧巻。基地ごとに個性があるのも魅力で、例えば千歳基地はロシアの侵攻を警戒するF-15戦闘飛行隊と政府専用機の部隊がいます。入間基地は物量輸送機部隊、浜松基地は航空自衛隊パイロット養成学校と早期警戒機の部隊などです。変わりダネとしては、駐屯地アイドルキャラクターの『萌え絵』塗装機や女性自衛官がそれに扮したりなどの展示があります」
航空祭は陸・海・空すべてで開催されるが、最も人気があるのはやはり航空自衛隊だ。実際の戦闘機や偵察機などは航空自衛隊が一番規模は大きく参加機も多い。来場者数も陸・海が5万人程度に対し、航空自衛隊は最も多い場合20万~30万人だ。一方、陸、海上隊は抽選で哨戒機やヘリコプターの体験搭乗ができるなど、航空自衛隊にはない楽しみ方が可能。
これらを総合したイチオシは航空自衛隊入間基地航空祭という。
「騒音が伴う航空基地は通常、不便な場所にあるためマイカーがないと厳しい。しかし入間基地は池袋から急行で40分ほどと近く、しかもホーム直通と便利。そのため、毎年20万人以上の客が訪れます。また航空自衛隊のアクロバティック飛行チーム・ブルーインパルスは絶大な人気を誇り、追っかけやサインを集める人が殺到します。ブルーの時間だけ来る人も多いです」
次に、首都圏唯一の戦闘機を所有する百里基地航空祭。
「首都防衛という重い責務を負う第305飛行隊は、通称『梅組』と呼ばれるF-15戦闘機で例年、派手な機動飛行を実施します」
自衛隊のほかに、在日米軍横田基地航空祭もオススメだという。
「最新のステルス戦闘機や大型輸送機など、自衛隊と違った珍しい展示が見どころ。日本にいながらアメリカの雰囲気を味わえるのもいいですね」
<自衛隊祭マニアが選ぶ 足を運びたい自衛隊祭 BEST5>
1位「航空自衛隊 入間基地航空祭」
全国屈指のアクセスの良さ。ブルーインパルスが最大の見どころ
2位「航空自衛隊 百里基地航空祭」
F-15戦闘機とRF-4ファントムEJ改など往年の人気機を所持
3位「在日米軍横田基地 航空祭」
敷地内は名実ともにアメリカ。自衛隊にない機種の展示がある
4位「陸上自衛隊第一空 挺団降下はじめ」
島嶼防衛につく自衛隊最強エリート、第一空挺団の訓練展示がある
5位「陸上自衛隊木更津 駐屯地創立記念行事」
「木更津茜」という萌えキャラの特別塗装機、輸送ヘリなどが話題
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