更新日:2015年02月25日 18:42
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日常に現るリアル“進撃の巨人”!? 戦慄の「巨大仏像」スポット

鉄道やロケット……少年時代、惹かれてやまなかった世界だ。そんな、「内なる少年」を刺激する話題を、その道の達人が厳選。さらにベスト5も選定してもらった。あの頃の胸の高鳴りが蘇る! ◆ぬっと視界に入る巨大な影。日常に現る“進撃の巨人”【巨大仏像】
牛久大仏

1位「牛久大仏」農村部に突如現る巨大仏に昇天!奈良の大仏が手のひらに乗り、アメリカの自由の女神像の3倍弱という、とんでもないスケール

 いくつになっても他人と愚息のサイズを競うように、男子はとにかくデカイものが大好きだ。日本中にそびえる巨大仏に取り憑かれたライターのクロスケ氏は、まさに典型。全国各地で400体以上の大仏や大観音を「巡礼」している同氏が、その魅力を語ってくれた。 「牛久も仙台もそうですが、地図上の大仏ポイントを目指して近づいていくと、いきなりぬっと視界の中に巨大な影が現れるんです。あの瞬間の興奮はたまりません」  のどかな日常の風景に割りこむように、異形の巨人が大進撃。誰しも平静ではいられないだろう。 「内部の造作も最高です。牛久大仏は、極楽浄土を彷彿させる光の空間や、無限とも思える数の仏像が並ぶ豪華絢爛な黄金の間など、来観者を楽しませる趣向を凝らしています。仙台大観音は、巨大な螺旋階段の吹き抜け空間を108体の仏像と電飾が彩り、さながら宇宙ステーションです」  一方、3位にランクインした東京湾観音は、守備範囲の広さで他の追随を許さない。 「牛久や仙台のように地名を冠さず、東京湾を広く見守ってくれる観音様です。浦賀水道を見下ろす位置にそびえる姿は、ニューヨークなら自由の女神に当たるもの。胎内の参拝ルートはアリの巣のような立体迷路状で、観音様の鼻の穴から下界を覗いたり、冠の縁を伝って56mの最上部までアクセスできる自由さが魅力ですね」  神社の鳥居と、仏教の観音様を融合させたネーミング。これだけですでにヤバイ気配を醸す鳥居観音は4位に入賞した。 「大観音が3体並ぶのは、巨大仏の世界では唯一。敷地内には、インドや中近東の建築様式から、ギリシャ神殿の門構え、ステンドグラスにはめ込まれた観音様など、いろんな意匠がゴッタ煮です」  最後は、開山以来1300年の時を刻む古刹・鋸山日本寺。 「山が丸ごと霊場で、石仏がそこかしこに並ぶさまは、日本のアンコールワットと言えるでしょうね」 <大仏マニアが昇天する 世界に誇る超高層建築仏 BEST5> 1位「牛久大仏(茨城県)」 高さ120m、青銅像としては世界一を誇る巨大仏。茨城県牛久市 2位「仙台大観音(宮城県)」 高さ100m、杜の都を見守る日本一の白い巨大観音。仙台市泉区 ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=641989 3位「東京湾観音(千葉県)」 高さ56m、東京湾を一望する高台の大観音。千葉県富津市 4位「鳥居観音(埼玉県)」 高さ33mの大観音の脇に23mの観音が2体。埼玉県飯能市 5位「鋸山日本寺(千葉県)」 高さ31m、磨崖仏としては日本最大規模。千葉県安房郡鋸南町 ― 少年マインドを呼び覚ます[マニアックBEST5]【2】 ―
巨大仏巡礼

65体の巨大仏をフルカラーで紹介。TBSアナウンサー・小林悠さんとのスペシャル対談も話題に

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