マイホーム購入は“死んだお金の使い方”。定年後に「お金がない」と言わないためには

ポルシェは買うのに、マイホームは買わない!? ビジネスで成功し、一代で財を築いたビジネスエリートたちは何にお金を使っているのか?

マイホーム「ビジネスエリートと呼ばれる彼らの多くは、お金を“貯めて”財産を築いたのではありません。お金は貯めるためではなく、使うためにあります。彼らは私が知っている日本のサラリーマンやお金持ちの家に生まれたお坊ちゃんとは違うお金の使い方をしていました」

 そう語るのは、外資系企業を渡り歩き、シリコンバレーに集まる数多くのビジネスエリートたちと交流した経験を持つ黒木陽斗氏。

「ビジネスエリートたちのお金とのつき合い方を観察してみると、とても合理的な法則があることに気づきました。その法則とは、お金を使ってお金を増やすということ。たとえば、1,000万円使って5,000万円の価値があるものを購入する。あるいは毎月20万円の収入を安定して生み出す不動産を購入する、などです」

 黒木氏は、彼らのこうしたお金の使い方を“生き金”と呼んでおり、その反対の金の使い方を“死に金”と呼んでいるという。

「“死に金”とは、お金を使った瞬間にお金の価値が減ってしまう使い方です。たとえば、1,000万円を使って、500万円の価値しかないものを購入する。そんなバカな、と思われるかもしれませんが、残念なことに多くの人たちはそんな“死に金”を使っているのです」

 例えばマイホーム。5,000万円で買った新居が、たった1日住んだだけで中古の扱いとなり、気づいたときには3,000万円、2,000万円にまで価値が下がっていた、といった話を聞いたことがある読者も多いことだろう。

「定年を迎えた後に『お金がない』『年金が少ない』と言って汲々としている人は、2~3億円とも言われているサラリーマンの生涯年収の大半を、“死に金”に使ってしまっているのです。もし、稼いだ2億円を10億円の価値があるものに投じていれば、経済的な自由が難なく手に入るはず。その2億円を価値のないもの、お金を生まないものに使ってしまうから、手元にはいくらも残らないのです。使い方が間違っていたら、せっかくためたお金でさえ、みるみるうちに失われてしまう、ということです。」

 しかし希望を捨てることはない、と黒木氏は言う。

「ビジネスエリートたちのお金の使い方には、私たちが経済的な自由を手に入れるための貴重な知恵が秘められています。私自身、このルールに従って“生き金”を使うことで、サラリーマンを辞めてもこの先ずっと困らないくらいの資産を築くことができました。傍目には派手で一見無駄遣いのように見えるお金でさえ、実は“生き金”になっているのが彼ら。彼らの法則に従えば、経済的な成功を手にしてハッピーな老後を送るのも夢ではありません」

 では具体的にビジネスエリートたちは何を買っているのか?そこで黒木氏が見つけたルールは5つあるという。次回よりそのルールについてひとつずつ見ていく。

【黒木陽斗氏】
投資家。米国大学卒後、一部上場大手企業を経て、シリコンバレーのベンチャー企業へ転職。ヘッドハントで6社以上の会社を渡り歩き、30代前半で外資系企業の日本代表となる。自らがオーナーになれる不動産投資を開始。不動産経営のほか、執筆活動や講演活動、不動産経営コンサルティングを行っている。著書に『シリコンバレーのビジネスエリートたちが実践する使っても減らない5つのお金のルール

シリコンバレーのビジネスエリートたちが実践する使っても減らない5つのお金のルール

お金を使ってお金を増やす「生き金」。使ったお金の価値が減ってしまう「死に金」。「生き金」と「死に金」はどこがどう違うのか、何にどうお金を使えばいいのか――。 本書では、著者が数多くのビジネスエリートたちと交流する中で見出した「お金の使い方のルール」を紹介します。経済的な成功を手にして、ハッピーな老後を送りたい人は必読の1冊。

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