更新日:2022年08月22日 02:35
カーライフ

結婚したければ、断固マニュアル車を選ぶべきだ

国産車、輸入車問わず、国内で販売される新車からMTの設定が激減し、ATだらけになって久しいですが、時代の流れだからとラクなほうに流れてもいいんでしょうか? 日本の若者に奮起を促すため、AT車全盛の現代で3%のMT車所有者であることの意味を語ってみました MJブロンディ=文 Text by Shimizu Souichi 池之平昌信=写真 Photographs by Ikenohira Masanobu MT車 週刊SPA!によれば、5年前に30代後半だった独身男性が、現在までに結婚できた割合は、たったの3%だったそうである。  私はこの「3%」という数字を見て、あるもの思い起こした。それは、乗用車におけるマニュアル車の比率だ。  日本のAT車販売率は、’03年で95.1%(自販連調べ)。その後なぜか統計は取られなくなり、現在の比率はわからないのだが(あまりに少数派になったので、取る意味がなくなった?)、恐らく97%くらいになっているだろう。  つまり、今やマニュアル車の販売比率は、約3%なのだ、たぶん!  この3%という数字は、一流大学卒者の人口比率にも非常に近い。ここまで少なくなると、「マニア」を超えて「エリート」と呼べるのではなかろうか?  35歳時点で独身だった男性が、その後結婚できれば、それは間違いなく選ばれし者=エリート。いまあえてマニュアル車を買う者も、同様にエリートなのである!  ボンクラ諸君は、「なに時代遅れなこと言ってんだ」と思うだろう。が、世界はそう甘くない。かつて中田英寿がセリエAペルージャで大活躍を始めた当時、彼が日本からわざわざ持って行った愛車のポルシェがATだったのを見て、イタリア女性みな猛烈に失望したという伝説がある。 「なぜジョカトーレが○○○用のクルマに乗っているの?」と。  イタリアでは今でも、愛車がATだというだけで、女にフラれるのである! 恥を知れ日本男児!  まあ、セリエA入りする可能性のないボンクラ諸君は、今後もチンタラとAT車に乗り続け、女にフラら続ければ良い。しかし結婚したければ、断固マニュアル車を選び、エリートの仲間入りを目指すべきだ。 ※【後編】に続く⇒ https://nikkan-spa.jp/128638 では、マニュアル車ではどんな車種がオススメなのか?
1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中
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