スーパーカーの氷上ドリフトは意外に簡単!?
ロシア国境にほど近い内モンゴルに、中国、マレーシア、シンガポールなど、アジア圏の金持ちが集まっている。彼らの目的は、ランボルギーニ、ポルシェといった高級車で凍った湖の上を走り、かっこよくドリフトを決めること。そんなセレブのお楽しみ、ランボルギーニのウインター・トレーニングに参加してみました!
川端由美=文 Text by Kawabata Yumi
⇒【前編】はこちら https://nikkan-spa.jp/218192
運転技術を磨くために一番重要なのは、実は姿勢。進むべき方向を遠くに見据えて、両手をステアリングの10時10分の位置に添える。寝っ転がるように座った昔のスーパーカーと違い、シートは電動だし、ハンドルも適正な位置に調整できる。
スーパーカーに限らず、急ハンドル、急発進、急ブレーキといった操作は氷上では禁物。丁寧なアクセル/ブレーキ、ハンドルの操作が推奨される。
実際のトレーニングでは、講師がマンツーマンで、氷上で“安全に滑る”ことを体感させてくれる。実際、ある程度のスピードでハンドルを切り、アクセルをじわっと開けていくと、クルマがスーッと滑り始める。普通のスポーツカー程度なら、ここでアクセル全開にするところだが、500馬力超のスーパーカーではあえなくスピンしてしまう。そこで、アクセルを微調整しながらハンドルを逆に切って、ドリフトに持ち込むのだ。ビビッてアクセルを踏み込む力をゆるめさえしなければスピンはしない。繊細なところを逆手にとって、アクセル操作でクルマの動きを制御することを覚えたら、立派なウインター・トレーニングの卒業生だ。
一見すると、華やかな金持ちの遊びにしか思えないかもしれない。とはいえ、もしスーパーカーを買える日が来たら、やっぱりドリフトをかっこよく決めてみたいはず。そのための授業料が約43万円というのは、案外お値打ちではないだろうか。
【結論】
500馬力超のスーパーカーによる氷上ドリフトは、想像しているより難しくない。適切なアドバイスのもと、滑りだしてもアクセルをゆるめない度胸があれば、意外に誰にでもできる!
― 500馬力超のスーパーカーで氷上ドリフトを豪快に決めてみた!【2】 ―
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