CIAのfacebook世界IT洗脳計画をバラす!【前編】
エジブトの次はリビアに飛び火したジャスミン革命は、今やアラブ全体を巻き込みつつある。「フェイスブック革命」とメディアは盛んに報じるが、それに異を唱えるのは小誌でおなじみのB・フルフォード氏だ。今回の革命の背後にある驚くべき真実を語った!
メディアが一切、指摘しない、恐るべき新事実が明らかに!
【ベンジャミン ・フルフォード氏】
’61年、カナダ生まれ。米経済誌『フォーブス』の元アジア太平洋局長として活躍。その後、日本を拠点に、タブーなきフリーランスの外国人ジャーナリストとして執筆活動を展開。著書に『暴かれた9.11疑惑の真相』『[中国が目論む世界支配]の正体』など多数
エジプトの次はリビアに飛び火したジャスミン革命は、今やアラブ全体を巻き込みつつある。「フェイスブック革命」とメディアは盛んに報じるが、それに異を唱えるのは小誌でおなじみのB・フルフォード氏だ。今回の革命の背後にある驚くべき真実を語った!
今回の一連のアラブでの革命・政変で、有識者やジャーナリストたちは、こぞって「フェイスブックやツイッターなどネットの個人メディアが火付け役となった、民衆主導の政権交代」と賞賛の声を上げている。しかし、この政変は複数の思惑が交錯し、意図的に操作された革命にすぎない。
シナリオを描いた黒幕は、米連銀の所有者であるアメリカの軍産複合体と、ジョージ・ソロスやベルジンスキー(政治学者・元大統領補佐官)、ブッシュ一族など投資家グループや石油利権を牛耳る者たちだ。彼らはエジプトやリビア、ヨルダン、サウジアラビアなどアラブの長期独裁政権を入れ替えたいという意向がある。エジプトの場合、ムバラクは独裁者として君臨した期間が長すぎて、命令を聞かなくなっていた。親イスラエル政策を転換しつつあったことも原因だろう。黒幕たちは、自分たちの息がかかった、若い指導者にすげ替えたいという思惑があったのだ。彼らの最終的な目的は、石油価格をコントロールし、石油売買による利益配分を有利にすることにある。現在、100ドル前後で推移している原油価格を、200ドルまで吊り上げるのが目的だといわれている。原油価格が上昇することで、最終的に米連銀にカネが還流してくるからだ。
しかし、米軍は国家財政が緊迫化している状況で、武力介入できる余裕はない。さらにイラクやアフガンにいる兵力をアラブに充てることも物理的に難しい。このため、軍を動かさずに政権を転覆させる新たな情報操作戦略をとる必要があった。
現在、英語圏のメディア(新聞、出版、テレビ)はマードックのニューズ・コーポレーションなど、黒幕たちの息のかかった大手5社が全媒体の90%を支配し、情報を統制している。これに加え、最近では、ネット支配も着々と進めており、グーグルもすでに彼らの支配下にあることは有名な話だ。例えば、米政府が利用しているリアルタイムウェブ監視システムを開発したRecorded Future社は、グーグルとCIAが共同出資している。世界中の衛星地図が見られるグーグルアースはCIAの協力でできあがったことは誰もが知ってる話だろう。私自身、グーグルによる被害を受けたこともある。ユーチューブで、友人の撮った9・11同時多発テロを扱った映画の再生回数がリセットされ、検索結果の上位に出てこないよう細工されたり、重要な機密情報を記したメールだけがGメールのサーバーから消えてしまったこともある。これは明らかにCIAによる検閲・情報操作による産物である。
こうして、グーグルの次に黒幕たちが民衆を煽る手段として目をつけたのが、6億以上のアカウントがあるフェイスブックと、2億人が利用するツイッターだ。今回、アラブ中東における政変や革命は、黒幕たちのネットを使った実験場だったと言える。
後編に続く⇒https://nikkan-spa.jp/3003
― CIAのfacebook世界IT洗脳計画をバラす!【1】 ―
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