プロレスのレフェリーは蛍光灯を消すのも仕事!?

「STYLE-E」というプロレス団体をご存じだろうか? 2004年に旗揚げされたいわゆるインディー・プロレス団体で、「西調布アリーナ」という常設会場での毎月の興行を中心に活動を行っている。

 去る10月1日、「STYLE-E」は新木場ファーストリングで2度目の自主興行を行った。メインは所属選手の竹田誠志(チャンピオン)と田村和宏(挑戦者)による「STYLE-E無差別級選手権試合」で、激闘の末、竹田が7度目の防衛を果たした。

 それらの試合を裁いていたのが、レフェリーのてっしー手島氏。元々は役者で、現在は自主映画の制作やプロデューサーをしているという彼が、なぜレフェリーという仕事をしているのか? そもそもプロレスのレフェリーとはどういう仕事なのか、聞いてみた。

てっしー手島氏

前説をする手島氏

――先日はお疲れ様でした。正直なところ、最近はプロレス会場から足が遠のいていたのですが、非常に面白かったです。またぜひ、会場におうかがいしたいですね。

手島 「ありがとうございます。子供から年配の方まで楽しめる団体を目指していますので、そう言っていただけるとうれしいです。『西調布アリーナ』にも遊びに来てください」

――それで、「プロレスのレフェリーとはどんな仕事をしているのか」という話をおうかがいしたいのですが、手島さんはどのような経緯でレフェリーになったんですか?

手島 「僕は、ほとんど『STYLE-E』でしかレフェリーをやっていないので、プロレスのレフェリーの方々を代表してしゃべることはとてもできないんですが、ウチだけのことでしたらお話させていただきます。『STYLE-E』は、今もそうなんですが格闘家の田村潔司選手の格闘技ジム『U-FILE CAMP』が母体になっています。もともと僕はプロレスファンで、田村潔司さんがジムを作ったというので、役者としての身体づくりもあって、会員になったんですよ。ところが、なぜか2年ぐらい誰とも話ができなくて(笑)」

――え!? 役者もやっている手島さんですから、別にコミュニケーション下手というわけではないですよね。飲み屋でお会いするときもよくおしゃべりされてますし。

手島 「そうなんですよね(笑)。なんか不思議なんですけど、ただ練習して帰る、みたいな日々が続いていました。で、2年ぐらいたったときに、『U-FILE CAMP』の選手でプロレス団体をつくるという話が出てきて、たむちん(※同姓なのでややこしいが、ジム主宰の田村潔司選手ではなく、『STYLE-E』所属の田村和宏選手のこと)が『役者をやっているんだったら、リングアナやりませんか?』と声をかけてくれたのが、『STYLE-E』と関わるようになったきっかけです」

――旗揚げ戦のリングアナを務められたんですね。それがどうしてレフェリーを。

手島 「プロレスを題材にした映画で『あゝ! 一軒家プロレス』という作品がありまして、レフェリー役のオーディションを受けたんですね。ところが見事なまでにボロボロの演技で落ちてしまいまして。悔しくて悔しくて、当時『STYLE-E』でレフェリーをされていた大城さんという方に『レフェリーやらせてください!』ってお願いしたんですよ」

――オーディションを受ける前にお願いすればよかったような気もしますが(笑)、レフェリーとしての練習とかってあるんですか?

手島 「身体づくりに関してはジムで常日頃、選手と練習をしているので問題なかったんですけど、試合前にレフェリーの練習をするということはなかったですね。いきなり、試合を裁きました」

――えっ!? そんな簡単にできるもんなんですか、レフェリーって。

手島 「いやいや、そんなに甘いものじゃないですよ。オーディションと同じくボロボロでした(笑)。以前、ウチでは試合のあとにアンケートを取っていたんですけど、お客さんから『レフェリーが力不足』と厳しいご指摘をいただきました。当たり前なんですけど。一応、もう一度強調しておきたいんですけど、僕の場合はたまたまそうだった、というだけで他の団体の方々がレフェリーとしてデビューするまでにどういうことをするのか、はちょっとわからないです」

――なるほど。で、もちろん今は見事に試合を裁いていますが、その後大城さんにレフェリングの技術を習ったりしたんですか?

手島 「いえ、大城さんも誰かにレフェリングの技術を習ったわけではなかったでしょうし、僕の場合は最初は『何がわからないかが、わからない』状態。一生懸命、テレビを観てレフェリングの技術を学ぼうとしましたが、まあ、テレビにはレフェリーが映らない(笑)」

――具体的には、どのような部分を向上させていったんでしょうか?

手島 「例えば、選手たちの攻防がこう着状態になったとき、どのようなタイミングでブレイクさせるのがベストなのか、とか。実際の試合で試行錯誤しながら学んでいった感じですね」

⇒【後編】に続く(http://nikkan-spa.jp/70783)

【てっしー手島氏】
本業は自主映画のプロデューサーで、11月26日、27日に下北沢映画祭にて制作を務めた作品『こっぴどい猫』(主演/モト冬樹 監督/今泉力哉)が上映される。詳細は下北沢映画祭公式サイト(http://shimokitafilm.com/)にて

【STYLE-Eオフィシャルサイト】
今後の興行などのスケジュールはオフィシャルサイトを参照のこと
http://www.style-e.net/

取材・文/織田曜一郎(本誌)

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