ビッグダディの精子の量はやはり多いのか? 大家族の“秘密”を医学的に分析してみた
2人の女性との間に10人の子どもを授かり、大家族を形成したビッグダディ。昨今、子宝に恵まれず、不妊治療に苦しむ夫婦がいるなか、彼の精子はいったいどれほどの繁殖力を持っているのだろうか。精子チェックの模様は彼の近著『さらば、ビッグダディ』に詳述されているのだが、ここでその一部を紹介していこう。
まずビッグダディが精子チェックに向かったのは東京・恵比寿にある「恵比寿つじクリニック」。こちらでは主に男性不妊およびEDに関する検査・治療や手術を行っており、ちなみに精液検査は税込みで1万800円だ。
受け付けを済ませ、案内に従って通されたのはインターネットカフェの個室のような精液採取室(※プライバシー保護のため防音が施されている部屋)。中はリクライニングチェアとテレビ、DVDプレーヤー、そして精子を出すときに使うアダルトDVDが数本置いてあるという、いたってシンプルな構成である。
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係の人(男性)から精子を入れる容器を手渡され、いざ、採精へと向かうダディ。通常、採精には2~7日間の禁欲期間が適当とされているが、ダディはなんとこの日のために2か月も禁欲生活をしてきたという。
「では、行ってきます」
まるでこれからクラシックコンサートにでも行くかのような落ち着いた表情でダディは部屋のドアを閉めた。時間にして20分くらい経っただろうか。ダディはいつも通りの泰然自若とした面持ちでわれわれの元に戻ってきたのだった。
「俺は普段、ほとんどオナニーはしないので、さほど興奮しなかったな。ただ、禁欲生活2か月だったけど、思ったより出た量は少なかった。そのぶん、先走った汁がたっぷり出たので、あれでイッた感が出ちゃったんだろう。物理的な作業として淡々とさせてもらったが、ただひと言、DVDは編集しておくべき。ストーリー部分は必要ないだろ! デッキも再生速度が2倍速しかなかったのが残念だった。4倍速、8倍速があれば、採取時間も短縮できたのに。クリニックとしては、これからはそういう部分にもこだわっていただきたい。ちなみに今回、セレクトさせてもらったのは人妻モノである」
どうでもいいビッグダディの性的な嗜好はともかく、待つこと1時間。精子チェックの結果が出た。そのなかで、われわれを驚かせたのはダディの精子の数だった。
1回の射精(2~6ml)で放出される精子の数は一般的に1~3億個と言われ、同クリニックでは妊娠に必要な最低限の数値を3900万個以上と設定。ところが、ダディの精子の数はそれを大きく上回る5億7500万個もあったのである。
想像以上の数値に、思わず言葉を失う一同。禁欲期間が長かったとはいえ、驚異的な数値に、検査してくれた助川玄副院長も苦笑いだった。
「量は1.5ml、運動率69%、正常形態率22%と、すべて基準を満たしています。一般的に40歳を過ぎるとそれらの数値が悪くなると言われていますが、林下さんの場合、まったく問題ありませんね」(助川副院長)
先生の太鼓判をいただき、こうして精子チェックは無事、終了した。
「性欲もほとんどなく、すでに子づくりは終了していると思っていた俺だが、こうしてお墨付きをもらえるのは男の本懐。俺の5億7500万個の精子を受け止めようという強者がいれば、俺もまた子どもをつくってもいいだろう」
50歳を前に新たな子づくり宣言まで飛び出したダディ。やはり子どもを10人も授かった男の精子は、規格外だったようである。
『さらば、ビッグダディ』では週刊SPA!の連載をまとめただけではなく、こうした新企画にもビッグダディが挑戦。過去と決別し、新たな自分に生まれ変わろうとする様を収録している。ぜひご一読あれ! <取材・文/日刊SPA!編集部 撮影/山田耕司 取材協力/恵比寿つじクリニック>
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