漫画家・西原理恵子が高知の町に「サイバラ電車」を走らせる!?

 週刊SPA!で不定期連載中の「できるかな」シリーズでおなじみの漫画家・西原理恵子氏が、地元高知に“サイバラ電車”を走らせるという。西原氏の故郷である高知市内には、今でも路面電車が走っている。そこに自分のイラストを車体に描いたサイバラ仕様の電車を走らせよう、というのである。 漫画家・西原理恵子が高知の町にサイバラ電車を走らせる!?「子供の頃から高知の路面電車が好きです。観光客の方にも好評だから、これを派手にいろいろやらかして、動く観光名物にしたらどうかなあ……と、前から考えていました」とは西原氏のコメント。そういえば『恐竜発掘できるかな』の取材で北京からウランバートルまで30時間ほど列車に乗ったときも妙にゴキゲンだった。鉄ヲタとは言わないまでも、実はけっこう鉄分入ってるのだ。  そんな西原氏が「できるかな」シリーズ新企画として、ふるさと高知にサイバラ電車を走らせることに挑む。題して『サイバラ電車できるかな』。  しかし、それにはもちろんお金がかかる。いわゆるラッピング広告電車だが、高知のとさでん交通の路面電車の場合、原則1年からの契約なので月額40万円の広告費×12カ月=480万円。それに施工費80万円、復元費40万円で計600万円+消費税=648万円が必要なのだが、残念ながらSPA!にそんな予算はない(断言)。  そこで今回は、近頃話題のクラウドファンディングで資金を集めることにした。来年公開予定のアニメ映画『この世界の片隅に』は、クラウドファンディングで3622万円もの資金を集めた。だったら648万円ぐらい……という考えが甘いかしょっぱいか。その過程も含めて、SPA!誌上で『サイバラ電車できるかな』としてマンガの形で発表する。  無事に目標金額に達すれば、サイバラ電車のお披露目は2016年3月5日(土)の予定。この日は高知で「第2回全国漫画家大会議inまんが王国・土佐」開催日でもある。西原氏にとっては、ふるさとの観光PR企画でもあるわけだ。  出資者へのリターン(特典)としては、サイバラ電車ペーパークラフト、イラスト入り特別一日乗車券などのほか、「お金を出してもらうからには自分も頑張らねば!」という西原氏の全面協力により、直筆イラスト入りサイン色紙、SNSのアイコン等に使える似顔絵、人生相談に描き下ろし1コママンガで回答など、直筆レアアイテムもいっぱい。さらには「西原本人と一緒にラッピング作業現場見学ご招待」「サイバラ電車で西原本人と宴会できる権」といった参加型イベントもあり。  目標金額に達しなければ、すべてがパーになってしまう(西原氏の新作マンガも読めない)というイチかバチかのギャンブル企画。12月1日(火)10時スタート(~2016年2月16日終了)のクラウドファンディングに今いくら集まっているのか、西原ファンならずとも気になるところ。とりあえず募集サイト(Makuake「ふるさと高知にサイバラ電車を走らせたい! 漫画家・西原理恵子の観光PR大作戦!」https://www.makuake.com/project/saibaratrain/)を覗いてみよう! 取材・文/日刊SPA!編集部
できるかなゴーゴー!

バンドから棺桶まで、サイバラ鳴動の履歴。秋元康(作詞家)、山口晃(画家)、さそうあきら(漫画家)などゲストも登場

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