バブルのカリスマが今どき草食男子に喝!
次に訪れたのは銀座。重厚な扉を開けた瞬間、耳をつんざくばかりのユーロビート。「いらっしゃいませ~!」。デッド・オア・アライブのチューンに乗って出迎えてくれたのはジュリアナクイーン・荒木師匠だ。ピンクのボディコン、手には“ジュリ扇”。華麗な扇さばきと腰のくねりに俺のテンションもマックスに。「元気のない人に元気を注入したい」と始めたクラブは20年目。テレビのロケで房総沖の漁船や筑波山麓をディスコに変えてきたカリスマ性は健在。婚活トレーニング、運気アップ術にも精通する荒木師匠は俺に「男性論」を熱く語ってくれた。「お立ち台から引きずり下ろしてでも女をモノにしようとしてきたバブル時代の男と違って、今の男は元気がなくてダメ。草食男は12cmヒールで後頭部を殴ってでも目を覚まさせてやりたいわ!」
1年で3度も同性の裏切りに遭ったのを契機に、占いやヒーリングを猛勉強した師匠。カリスマゆえの孤独感も味わいながらも、昨年結婚。酸いも甘いも噛み分けた師匠の金言辛言は、へこたれ気味だった俺を、再び「お立ち台」に上げてくれるのに十分であった。
【アプレ・ガール】
中央区銀座7-5-12 ニューギンザビル8号館4F
電:03-3571-2375
営:19時~23時45分
休:土・日・祝日
料:2万円~
●従業員の女のコも「ママ」ではなく「師匠」と呼ぶ。師匠は「婚活トレーナー」としての顔も併せ持つ
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苫米地 某実話誌で裏風俗潜入記者として足掛け5年。新天地でヌキを封印。好きなタイプは人妻
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