ともあれ浴室へ。目に飛び込んできたのは、ラグビーやってますみたいなガタイをした二人組。他にもお一人様らしき利用者が3、4人ほどいたが、みんな浅黒く日焼けしており、鍛え上げられた筋肉の鎧を身に纏っている。 　さっさと身体を洗い、ドライサウナを体験。みな週刊誌やエロ漫画雑誌を手にジッと黙って暑さに耐えている。清原容疑者もここでこうして汗を流していたのかと思うと、少し感慨深いものがある。 　利用客の姿を見るに、サウナの後は、頭までしっかり水風呂に潜るのがこの店の定番のようだ。清原容疑者もシャブが抜けきらぬ中、頭のテッペンまで水風呂に潜り、大きな溜息をついていたのかもしれない。 　その後も続々と有名人が入ってくる。超大物プロサッカー選手のZ、野球選手のQ。その鍛えられた肉体から、瞬時に一般人ではないことが伺える。ここなら清原容疑者がいても違和感がない。 　脱衣所に戻りバスローブを羽織ったら、次はお待ちかねの休憩室だ。危険な感じがするイカつい男性客が、テレビ真正面の席に陣取り鋭い目付きでバラエティ番組を見ている。正直、まったくリラックスできない取材班だった。 　ちなみに、2012年にTOKIOの松岡昌宏がサウナで脱水症状になり倒れたところを、たまたま居合わせた吉川晃司に助けられたという事件が起きたが、その現場もこの施設だという。4時間弱の滞在で有名人に何人も遭遇してしまった今、そんなドラマチックなサウナ共演にも説得力がある。 　有名人御用達であることが十分に分かったこのサウナ。通っていれば“新たな共演”を目撃できるばかりか、ひょっとすると自らが“共演者”になることだってあるかもしれない。　＜取材・文／日刊SPA！取材班＞