長編ドラマはいつもto be continued――フミ斎藤のプロレス講座別冊 WWEヒストリー第85回
これに怒ったサベージがリング内に戻り、ホーガンに激しくつめ寄った。ここでエリザベスがリング内にかけ上がり、ふたりを必死になだめた。もちろん、観客席からは3人の会話は聞きとれない。なにやら叫ぶサベージ。困惑したような顔のホーガン。そして、あわてふためくエリザベス。3人は天井桟敷=観客席の最上階からでもちゃんとすべてが理解できる完ぺきなパントマイムを演じた。
ホーガンとサベージがひとまず握手を交わし、この日の“仲間割れシーン”はジ・エンドとなった。ホーガンはその直後、ボスマン&アキームのツインタワーズにふたりがかりで場外に落とされた。
時間差バトル“ロイヤルランブル”は、“27番”でエントリーしてきたB・J・スタッドが“30番”で入場してきた“ミリオンダラー・マン”テッド・デビアスをオーバー・ザ・トップロープで場外に転落させ優勝。ホーガンとサベージの長編ドラマはまたしてもto be continuedとなった。(つづく)
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文/斎藤文彦 イラスト/おはつ
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