“サマースラム”ホーガンVSサベージ続編――フミ斎藤のプロレス講座別冊 WWEヒストリー第92回
“サマースラム89”はWWEの第2のホームリングとされるメドーランズ・アリーナ(現アイゾット・アリーナ)に2万人の観衆を動員。ライブの興行収益は35万ドル、PPV契約世帯数は57万5000世帯という記録的な数字をはじき出した。
ビンスは、すでにこの段階でウォリアーをホーガンの後継者とするための長期プロジェクトに着手していた。ポスト“サマースラム”路線の目玉カードは、ウォリアー対アンドレ・ザ・ジャイアントのシングルマッチ・シリーズだった。
ホーガンのハリウッド進出計画と“次期WWE世界王者候補”ウォリアーへの主人公のバトンタッチのタイミングとそのドラマはあくまでも同時進行でなければならなかった。
当時36歳だったホーガンは、無敵のヒーローのままプロレスのリングから去っていくというシナリオを頭に描いていたが、ビンスはビンスで、あくまでもホーガン対ウォリアーの“夢の対決”の実現にこだわった。(つづく)
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文/斎藤文彦 イラスト/おはつ
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