「リオ五輪」が危ない! 懸念される治安問題、交通網の整備の遅れは致命的
一方で、深刻なのは交通網の整備の遅れ。長年交通渋滞に悩まされてきたリオ市は五輪開催を機に、専用道路を走るバス高速輸送システム「BRT」を4路線、全長約150kmにわたり開通を目指していたものの、現在開通しているのは3路線のみ。市中心部とメイン会場を結ぶ地下鉄の延伸工事も遅れており、開通するかどうかは時間との勝負とみられている。
ちなみに、リオ五輪はメイン会場(バーハ地区)のほか、マラカナン地区、コパカバーナ地区、テオドーロ地区と会場は大きく4つの区域に分かれており、各地区間は主に地下鉄とBRTで結ばれることが想定されていただけに、それが途絶えるとなれば観客や関係者にとっても移動は大きな負担になる。なにしろ、ただでさえ渋滞の激しいリオに五輪期間中は、国内外から50万人近い人が訪れると予想されているからだ。
取材・文/栗原正夫
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