リオ五輪で心配される水質汚染、ウインドサーフィン代表・伊勢田愛の決意「チンしても平気!」
南米初のリオデジャネイロ五輪開幕まで、3か月余り。しかし、ブラジルはいま経済の悪化と不安定な政治状況の影響で大規模なデモが多発するなど、五輪どころではないとの声も聞こえてくる。
水質汚染が深刻な問題となっているグアナバラ湾。セーリングは生活排水や粗大ゴミで汚れるこの湾を舞台にレースが行なわれる。その女子RSX級(ウインドサーフィン)で初の五輪出場を決めたのが伊勢田愛選手(28歳・福井県体育協会所属・レイクスサポートアスリート)だ。
「リオでは、まず最終日の上位10人しか出られないメダルレースに出るのが目標。夢のメダルまで行けたら言うことないですね」
自身初の五輪に向けて、そう抱負を語る伊勢田選手。だが、実は昨年10月の大会で日本人トップで代表に内定したときは本命視された選手ではなかった。
「他に強化選手が2人いたのに、自費参加の私がまさかの大逆転! 勝ったときは周囲も私もえっ? って微妙な空気になりました(笑)」
もちろん、グアナバラ湾の水質汚染問題は当事者である伊勢田選手にとって懸案事項だ。ウインドサーフィンはレース中に、バランスを崩し、転覆することもあるからだ。それでも彼女は暗い話題を振る記者の不安を吹き飛ばす。
「昨年リオに行った際に、ハーバーはちょっと臭いなと思いました。ゴミが溜まっていて、水は茶色で濁っていて、今まで経験したなかで一番汚いかもしれない」
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