スポーツ

ディーゼルの“プロレス開眼”――フミ斎藤のプロレス講座別冊WWEヒストリー第177回

スポットライト

ビンス・マクマホンがニュー・ジェネレーション路線の主役に抜てきしたのは、超大型のディーゼル(ケビン・ナッシュ)だった。(写真はWWEオフィシャル・プログラム「スポットライト」表紙より)

 長編ドラマの新チャプターがものすごいスピードで動きはじめていた。45歳の大ベテラン、ボブ・バックランドが“サバイバー・シリーズ94”(1994年11月23日=テキサス州サンアントニオ)で“ヒットマン”ブレット・ハートを下しWWE世界ヘビー級王座を奪取してから3日後、ニューヨーク・ニューヨークではマディソン・スクウェア・ガーデン定期戦がおこなわれた(同11月26日)。  “サバイバー・シリーズ”はサンクスギビング・デー(感謝祭)の木曜夜にPPV放映され、ガーデン定期戦は日曜夜に開催のハウスショー。WWEはこの週の土曜朝オンエア分のTVショー“WWEマニア”(USAネットワーク)の番組内で前WWE世界王者ブレットの負傷欠場とそれに伴うガーデン定期戦のカード変更をアナウンスした。  新しいメインイベントは、バックランド対ディーゼル(ケビン・ナッシュ)のWWE世界戦。第1コンテンダーに抜てきされたディーゼルは“サバイバー・シリーズ”での5対5イリミネーション・マッチで“相棒”ショーン・マイケルズと仲間割れを演じ、ベビーフェース転向を果たしたばかりだった。
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バックランドのインタビューに、マニア層は…
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