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3年前に「太陽光発電投資」に手を出した男のその後。軍資金1770万円の回収は…

 今まで週刊SPA!では「儲かる副業」をテーマにさまざまな手口を紹介してきた。サラリーマンでも実現可能な定番モノから時流に乗った一攫千金を目指せる手法まで。それらヤバい副業は“その後”どうなったのか。そこで、ヤバい副業の実践者たちを追跡調査。ここでは、「太陽光発電」について紹介しよう。

想定以上の利回りながら売却を視野に贅沢な二択

Oの発電所。沿海部であることから、半年ごとにパネルの塩を落とす作業を業者から進められているが、基本的にはほったらかしでOK

 今から約3年前、祖父が残した300坪の土地に出力50kwの太陽光発電システムを設置した小誌記者・0。その過程は’13年年末号に実録ルポとして掲載されたが、その後どうなったのか。Oに尋ねたところ「年間平均売電額は約224万円です」と、1770万円の総施工費に対し、年利12.6%を実現しているという。 「施工前に業者が出した想定年間売電額よりも2%ほど上回る値で、今のところボチボチといった感じですね。ただ、パネルの経年劣化により5年で発電量が2~3%低下すると言われていて、これからが正念場。初期投資の回収後にどれだけ発電を続けられるかがカギで、浮かれてられませんね」  順調なら、約8年で初期投資額を回収。その後はシステムが稼働する限り、不労所得を生む計算になる。
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一番のリスクは、パネルメーカーが潰れること
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