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マクラーレン・ホンダだけじゃない!F1最前線で活躍する日本人エンジニアたち

マクラーレン・ホンダに“勝った”日本人エンジニア

 日本人ドライバーは姿を消したが、F1の最前線で戦う我らが日本人は、ホンダのF1スタッフ以外にもまだまだいる。日本GPでは2人のエンジニアがマクラーレン・ホンダを打ち負かした。  1人はフォースインディアの松崎淳エンジニアだ。ブリヂストンでF1活動に従事していたが、同社が2010年限りでF1から撤退。すぐにフォースインディアにヘッドハンティングされ、2011年から同チームのタイヤ戦略を担う。

フォースインディア タイヤ&ビークルサイエンス部門シニアエンジニア 松崎淳

 ここ数戦、フォースインディアは、メルセデスAMG、レッドブル、フェラーリに次ぐ4番目のチームの座をマクラーレン・ホンダとガチで争っていた。  日本GPでは2台とも予選Q3(10番手以内)に進出して7番手、9番手を獲得。決勝でもきっちり走り切って7位、8位。まさにマクラーレン・ホンダが目指していた4番目のチームの座を奪った。今回の結果を支えていたのは、松崎エンジニアの手腕に因るところが大きいはず。  マクラーレン・ホンダの前に立ちはだかったもう1人がハースの小松礼雄エンジニアである。

ハース チーフレースエンジニア 小松礼雄

 2003年、ホンダF1活動の最前線基地HRDの採用試験を受けたとき、面接官の1人が長谷川総責任者だった。その後、2006年にロータスに移籍。今年、新規参戦チームのハースにチーフレースエンジニア(レース現場の技術責任者)として招聘された。  新チームとしては快挙といえるデビュー戦6位入賞など、序盤戦は快進撃が続いたが、中盤以降は苦戦。しかしシンガポールGPから投入した新しいフロントウイングが鈴鹿でバッチリとハマって初めて2台とも予選Q3に進出。8番手、10番手と大躍進。決勝こそポイント獲得(10位以内)はならなかったものの、母国レースでホンダF1に下克上を果たしたのである。  シーズン終盤、この2人のエンジニアにも注目してね。
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