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「かくた」じゃなくて「つのだ」だよ!20歳の日本人F1ドライバー角田裕毅

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角田裕毅

7年ぶりに、日本人F1ドライバー誕生! 角田裕毅が君が代を聴かせてくれる!?

「かくた」じゃなくて「つのだ」です。なんてルビや注釈は今年中には必要なくなる!  今シーズン、アルファタウリ・ホンダ(トロロッソからチーム名変更/レッドブルの弟分チーム)からF1デビューを果たす角田裕毅。F1直下のカテゴリーF2選手権のルーキーイヤーを年間ランキング3位で終え、F1の運転免許証スーパーライセンス発給の条件を見事クリアした!  レッドブルとホンダ両方の育成ドライバーとして才能を見いだされ、あっという間にF1への階段を駆け上がった彼が昨年末に行ったリモート会見をお届けします。 ■角田裕毅(つのだ・ゆうき) 2000年5月11日生まれ。神奈川県相模原市出身。現在、イギリス・ミルトンキーンズ在住。4歳からカートを始める。 [2016年国内]SRS-F(鈴鹿サーキットレーシングスクール・フォーミュラ)を卒業。 [2017年国内]入門カテゴリーJAF F4東日本シリーズ年間チャンピオン(5勝)/日本一決定戦優勝。FIA F4日本選手権年間3位(3勝) [2018年国内]FIA F4日本選手権年間チャンピオン(7勝)。レッドブルのオーディションに合格。レッドブルジュニアドライバーに。 [2019年欧州]FIA F3選手権年間9位(1勝、2位1回、3位1回) [2020年欧州]FIA F2選手権年間3位(3勝、2位3回、3位1回、ポールポジション4回)〈受賞〉FIAルーキー・オブ・ザ・イヤー、F2ベストルーキー、ピレリF2ドライバーズ・オブ・ザ・イヤー。

アルファタウリ・ホンダからデビューする、20歳のスーパールーキー!

――アルファタウリと契約したときの気持ちは? 角田:契約内容は話せませんが、鮮明に覚えているのが目の前に契約書があって、いざサインというときにものすごく手汗をかいてました(笑)。 契約後、ヘルムート・マルコ(レッドブルチームアドバイザー)とクリスチャン・ホーナー(レッドブルチーム代表)と「手汗すごいよ」と言いながら握手しました(笑)。
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レッドブルのドライバー選定の決定権を握るヘルムート・マルコ(写真中央)が角田にベタ惚れ!

――自分ではどこが評価されたと思いますか? 角田:F2のシーズン開幕前からマルコさんにはスーパーライセンスポイント獲得を目標に、それを得られればチャンスが巡ってくると言われてました。序盤は苦しみましたが、最終的には年間3位で終えることができた。 マルコさんには一発の速さを気に入ってもらった。もちろんレースに勝つことも重要ですが、レベルの高いF2では、一瞬しかない予選アタックをかけるときのタイムの出し方が評価されたと思ってます。 たとえ予選でミスして後方グリッドからのスタートになってしまっても、そこから追い上げてくるオーバーテイクのスキルやタイヤマネジメントも評価されたと思います。
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超速で駆け抜けた、F1へのステップ!
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