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ホンダと提携を解消した今のマクラーレンを名門と呼んではいけない7つの理由

今季限りでマクラーレン・ホンダ提携解消決定! 名門と呼ばれるマクラーレンは、いまや品格なしのチームだった。


 マクラーレン・ホンダとして最後の日本GPは、3年連続ノーポイント(決勝レース11位以下)に終わり、鈴鹿でひと花咲かせることはできなかった。

 日本GPに先立つ9月15日、シンガポールGP金曜夕方にマクラーレンとホンダの離婚が発表され、2015年から3年間続いた結婚生活は今季限りで破綻することになった。

 発表を受けたホンダF1の長谷川祐介総責任者は「ホンダはマクラーレンとの提携にコミットしていて、マクラーレンとともに勝利を収めたいと思ってずっとやってきましたから、涙が出るほど残念です。しかも提携解消の最大の要因が我々のパワーユニット(PU)のパフォーマンスと信頼性の不足ですから、責任を痛感しています」と無念さをにじませた。

 長谷川総責任者には怒られるのを覚悟で、SPA!はあえて言わせていただきます!

 『離婚おめでとうございます!』

 マクラーレンといえば名門チームのイメージだが、いまのマクラーレンは、そのイメージとはかけ離れた振る舞いを繰り返し、名門らしさなんてこれっぽっちもない品格なしのチーム。

 SPA!は早く縁が切れてよかったと思います。

今季限りでマクラーレン・ホンダ提携解消 マクラーレンの一番下劣なやり口が、メディアを使ってパートナーであるホンダ批判を繰り返したこと。

 開幕前テストでホンダPUの性能不足が明らかになった段階から、マクラーレンは提携解消に向けて動き始めた。

「マクラーレンは悪くない。すべての責任はホンダにある」と自分たちは被害者ヅラ。裏で息のかかったメディアにマクラーレンに都合のいい情報ばかりをリークして、ホンダを攻撃した。

 それに対して、ホンダは一切反論しなかった。なぜ反論しなかったのか、世界でも数少ないF1全戦取材ジャーナリストの米家峰起氏は言う。

「ホンダが反論しなかったのは、よかったのか悪かったのか微妙なところですが、反論しなかったことで、大げさに報道されたことだけが一人歩きして、既成事実になってしまった。もしホンダが反論していたら、泥仕合になっていただろし、離婚はもっと早かったかもしれません。ホンダ批判騒動の原因は、自分たちのPUの性能不足と信頼性の問題だから、黙って性能を上げることだけに集中しようというのがホンダのスタンスでした」(米家氏)

F1総責任者・長谷川祐介(左) モータースポーツ部長・山本雅史(右)

F1総責任者・長谷川祐介(左) モータースポーツ部長・山本雅史(右) ホンダF1の2トップ。長谷川総責任者は昨年2月から、山本部長は昨年4月から現職。準備期間を含め、マクホン1年目にはかかわっていない

 グローバル企業のホンダから見れば、マクラーレンなんてたかだかイギリスの中小企業だが、狡猾な政治的駆け引きだけはかなわない。この3年間で、ホンダのイメージダウンは計り知れない。

「ホンダの実力が足りなかったからイメージが下がって当然ですが、マクラーレンによってホンダのイメージは必要以上に傷つけられてしまった。この3年間、ホンダの責任だけでマクラーレン・ホンダが超低空飛行になったわけじゃない。マクラーレンの車体の性能不足やチーム力の弱さもフェアに語られるべきでした。マクラーレンがホンダと組んだ大きな理由のひとつは、ホンダの資金目当てですから、それが失敗に終わって、マクラーレンもカッコ悪いですけどね」(米家氏)

 実は、マクラーレンとホンダの契約内容は、かなりホンダ不利な内容だという。

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40億、100億もの金額がホンダから流れている

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