毎年さまざまな機関が調査する「住みたい街ランキング」。恵比寿、吉祥寺、中目黒、池袋、横浜みなとみらいなどは安定した人気を誇るが、「いくら住環境がよくても横浜よりは東京に住みたい」（28歳・男性・独身）、「さわがしいうえに飲食店不毛地帯である池袋に住みたい人の気持ちがわからない」（32歳・女性・既婚）など、自分の趣向とランキング結果に隔たりを感じるという人も少なくないのではないだろうか？ 　マーケティング・アナリストとして活躍する三浦展氏が代表を務めるカルチャースタディーズ研究所では、一都三県在住の男女1500名を対象に「住みたい街」を調査。調査対象佐全体の「住みたい街」ランキングだけでなく、性別、世代別の「住みたい街」ランキングも明らかにした。その結果、属性によって「住みたい街」のランキングも大きく変わることがわかった。 ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1332056 　総合ランキングでは、1位は横浜みなとみらい、2位は鎌倉、3位に吉祥寺と続くが、20代男性が住みたい街のランキングを見ていくと、1位は渋谷、2位は新宿。30代男性の1位は秋葉原、40代男性になると鎌倉が1位に浮上している。 【住みたい街ランキング　総合ベスト10】 1位　横浜みなとみらい　11.9％ 2位　鎌倉　11.1％ 3位　吉祥寺　10.9％ 4位　恵比寿・代官山・中目黒　9.7％ 5位　表参道・青山・原宿　8.9％ 6位　池袋　8.2％ 7位　新宿　8.1％ 7位　千葉・幕張・稲毛　8.1％ 9位　秋葉原・水道橋・飯田橋・春日・白山　8.0％ 10位　二子玉川　7.7％ 　20代のうちは、都心で交通の便もよく繁華街が充実している街が人気だが、30代は交通の便はよいけれどターミナル駅ではない少し静かな駅を選ぶようになり、さらに歳を重ねて40代になると、子持ちの率も上がるためか、鎌倉、横浜みなとみらいといった住環境の良い郊外の人気が高まってくるようだ。 【20代男性の住みたい街ランキング】 1位　渋谷　12.2％ 2位　新宿　11.7％ 3位　吉祥寺　10.8％ 3位　品川　10.8％ 5位　池袋　10.4％ 【30代男性の住みたい街ランキング】 1位　秋葉原・水道橋・飯田橋・春日・白山　12.1％ 2位　鎌倉　11.0％ 3位　吉祥寺　10.7％ 4位　横浜みなとみらい　9.3％ 4位　御茶ノ水・神保町　9.3％ 【40代男性の住みたい街ランキング】 1位　鎌倉　12.8％ 2位　横浜みなとみらい　10.9％ 3位　新宿　9.4％ 4位　吉祥寺　9.1％ 4位　恵比寿・代官山・中目黒　9.1％